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苫小牧市にある株式会社小金澤組のブログ。

鉄筋、打設

2018-08-30 19:22:13 | 一般国道36号白老町竹浦橋橋台外一連工事

前回の続き。

 

掘削の紹介までしましたので、

今回は鉄筋から。

 

まず搬入。

鉄筋は、苫小牧の工場で加工・組立して、トレーラーで

1回に場所打杭2本分の鉄筋を搬入します。

 

搬入完了。

鉄筋は、杭の形状に合わせ円形に加工。 

30cmと15cmの間隔で格子状に組み立ててあります。

 

杭は長さ25.5m。

その杭の中に鉄筋を配置するのですが、

さすがに25.5mの鉄筋は長いので、1本を3つに分けて加工・組立。

なので、鉄筋を設置するときに3本をつないで1本にします。

こんな感じ。

クレーンで吊り込んで、掘削が終了しているケーシングの中に

入れていきながら1本にします。

 

その後トレミー管という

コンクリートを送り込むパイプを設置。

このパイプにプランジャーという生コンが

分離しないようにする部品も設置。

 

これを使わないと、底まで約35m。

水の中に生コンを落とし込むと、落ちていくまでに

分離してしまい固まらなくなります。

 

で、生コン打設。

打設はコンクリートポンプ車を使用し、打設場所まで圧送。

写真上から垂れ下がっているように見える

黒っぽいパイプが生コンが送り込まれているパイプ。

25.5mの杭に約30~33m3の生コンクリートを使います。

 

打設が進むごとにトレミー管とケーシングも抜いていき、

打設終了後、約10m程度の埋戻しを行い、

最後のケーシングを抜いて1本の施工が終了。

機械の設置からここまで2日。

今回の現場は非常に狭く、通常では考えなくてもいいことに

悩まされたり、苦労させられたりしています。

 

それでも、協力業者さんの経験と技術に助けられ、

なんとか順調に進んでいます。

 

 

昨日、機械をセットし掘削を始めたところで、

「なんかおかしいな。」

ということで急いで確認したところ、

測量ミス!!!

で違うところを掘っていました

 

すぐに作業をストップし、測量のやり直し。

早くに気付いたので工程が遅れることはなく

(とはいっても、数時間消費。場所打杭作業班

全員で残業して取り戻してくれました。感謝。)

本日その杭も終了しました。

 

測量は元請の自分たちが担当。

当然測量ミスを謝罪するのですが、

誰も怒ることなく、すぐに再開に向けて動き出してくれました。

その姿を見てとても頼もしく職人だなと思いました。

(謝罪と感謝の意味を込めて、差し入れしました。)

 

場所打杭、まだ30%も終わっていません。

これから約1ヶ月作業が続くので、

確認作業も忘れずひたすら進みます。

 

 

土木部1330

 

 

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