コガブロ

苫小牧市にある株式会社小金澤組のブログ。

紅葉&足跡

2019-10-26 16:05:42 | シュルク沢川災害関連緊急砂防工事(繰越)

本日発注者の依頼により

現場から約300m上流付近の写真撮影へ

 

途中鮮やかに色付いた木々たち

を見ると、秋の深まりとともに

寒くなってきた最近では

間もなく訪れる冬の気配を感じます。

 

写真撮るだけなので、一人でお出かけ。

約200m程歩いたところで・・・

写真中央に足跡。

はい出ました!!

クマ!!

しかもなかなかのサイズ。

アップはこちら

昨日雨が降っていますので、

砂地にこのくっきりした足跡は

おそらく今朝のもの。

 

何も持たず出てきてしまいましたので、

ここで引き返し、当社の後輩に

爆竹と鈴を持ってくるよう指示。

 

そしてなんだかんだ言いながら後輩道連れ。

途中2回程爆竹を鳴らしましたが、

近くに気配は無し。

 

無事写真撮影して帰ってきました。

 

クマも冬眠前の腹ごしらえ時期ですが、

周辺は災害復旧の工事だらけで

エサを捜し歩いているのでしょうか?

 

これからは要注意時期です。

 

朝礼でも周知したいと思います。

 

皆様もキノコ採りなどで山へ

入る場合はお気を付けて。

 

土木部 1330

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 苫小牧情報へ

↑1日1回クリック!応援よろしお願いします。

 人気ブログランキングへ←1日1回クリック!応援よろしお願いします

 

 


納入

2019-10-13 09:45:19 | シュルク沢川災害関連緊急砂防工事(繰越)

台風19号関東を中心に甚大な被害が出ているようです。

犠牲となられた方のご冥福をお祈りするとともに、

被災された方にもお見舞いを申し上げます。

 

北海道は大きな被害はないようですが、

数日前の降雨の直後の台風通過。

このタイミングで大きな地震が来ると

土砂災害が発生するので台風通過後も

油断せずしばらくの間は注意が必要です。

 

現場は、先日の台風15号で被災した

千葉の製造工場からようやく資材が出荷され、

現場に納入されました。

(被災した工場では最終工程の作業ができない状態で、

 急遽他の工場に資材を移動し作業を行ったそうです。)

搬入状況。

この資材は、上流から流れてきた流木を止めるための

その名も

『流木止め鋼製スリット』

まさに流木を止めそうな名です。

 

全て工場で製作、塗装し、現場では

組み立てて設置するだけ。

といっても、設置する位置や高さは全て規定があり、

その規定に合わせながらの設置はなかなか難しいもんです。

この日は全7基中3基分の納入。

残りは後日。

 

到着後、物を確認しながら準備し

翌日さっそく設置。

組み立てると1基約3.3t。

設置作業はすべてクレーンを使用し、

微調整をしながら基礎のコンクリートに

アンカーボルトで固定していきます。

 

自分の予定では1日2基くらいはと思っていましたが、

無理でした・・・。

 

まあ1基目なので、これでコツをつかむことが

できれば1日2基はいけるはず。

 

戦力にもならず、後ろで口だけ出してると

「やってみろ!!」と怒られそうなので、

小声で独り言をつぶやくように話しながら

見てることにします。

 

 

土木部  1330

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 苫小牧情報へ

↑1日1回クリック!応援よろしお願いします。

 人気ブログランキングへ←1日1回クリック!応援よろしお願いします

 

 


壁設置

2019-10-04 11:11:16 | シュルク沢川災害関連緊急砂防工事(繰越)

 

9月、10月はほとんど雨も降らず順調。

 

台風の影響もさほどではなく、

台風通過の日だけは休止しましたが

それ以外は休みなく稼働できています。

 

現場は牛歩のように少しづつでは

ありますが、確実に進んでいます。

 

ソイルセメントの盛土も

なんとなく『コツ』をつかみ、

流れが良くなってきています。

 

今回は壁面材の設置写真

まずは上流側

鋼製の軽量鋼矢板を塗装して壁面材としています。

軽量鋼矢板は、土留などで使用される

ことが多い材料で、1枚の重さは約15㎏。

一人でも持てますが、持ち上げて嵌めなければ

ならないので場合によっては2人態勢で設置。

 

次に下流側

こちらはコンクリート製。

幅1.5m、高さ1.1m、厚さ15㎝で、重さ約500㎏。

人じゃ持てないのでクレーンで吊った状態で設置。

 

各々設置後はズレないよう壁面材同士を鋼材と

ボルトで連結して固定します。

 

簡単なようですが、進めるごとに施工で生じる

誤差や製品の良し悪しで調整作業も必要。

なかなか難しいもんです。

 

 

砂防ソイルセメントのお話を前回、前々回と

書きましたが、今回はその強度確認の方法を紹介。

試験施工として、本施工と同じ状況を作り出し盛土。

製造や盛土状況は前回をご覧下さい。

で、規定では作業後7日と28日で強度を確認するよう

定められていまして、試験前日にコアと言われる

試験体を盛土から採取。

コアドリルという機械を使ってカチンコチンの

盛土をくり抜きます。

このくり抜くサイズにも規定があります。

試験体が既定の長さを確保できる深さまで

ドリルで削孔したら試験体採取。

抜けた試験体がこちら。

ご覧の通りカチンコチン。

で、この試験体で強度を確認。

強度の確認方法は、コンクリートと同じ圧縮強度試験。

試験機でこの試験体を押しつぶすように

圧力をかけ、壊れる限界値を調べます。

その限界値に規定があります。

左の機械に試験体が載っていますが、

実際圧力をかけているのは真ん中の試験体。

両端は、1試験に3本強度確認するため、

その残りの2本。

 

この試験で試験体の強度を確認出来たら、

盛土内部から採取した試験体なので、

実際の現場でも同様の強度が得られている

という根拠になります。

 

 どんな工事もそうですが、

土であっても、コンクリートであっても、

鉄であっても、その他の材料でも様々な

規定があり、その要求品質を確保できているか

確認しながら現場は進んでいきます。

 

ただ土を盛っているように見える

工事も、ちゃんと盛土の規定があり、

盛土材料、盛土方法、盛土の密度

など試験をしながら様々な盛土が

出来上がっていきます。

 

土木工事、

単純なよう奥が深いです。

 

そんな強度確認試験もしながら

現場進めていきます。

 

土木部 1330

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 苫小牧情報へ

↑1日1回クリック!応援よろしお願いします。

 人気ブログランキングへ←1日1回クリック!応援よろしお願いします