コガブロ

苫小牧市にある株式会社小金澤組のブログ。

苦戦

2021-10-30 07:19:00 | 樽前山火山砂防工事の内 熊の沢川3号砂防堰堤左岸工事

秋深まる。

現場の広葉樹の木々の葉もほとんどが

紅葉を終え、ひらひらと舞っています。

 

そんな中、年内にはと目標を持って

進めていた矢板打ち込み。

苦戦

ある程度想像はしていましたが、

想像と同時に対策も練っていたはずですが、

相手が上を行ってた・・・。

年内どころか越年も決定的な状況。

職人さんはいろいろ頑張ってくれていますが、

とにかく硬い。

いろいろ無視して、打込めばいいのなら

打てるのですが、当然砂防ダムとしての

円形の形状や寸法を守らなければなりません。

無理して打込むとそれがズレてきて、

円形に閉じることができなくなってしまいます。

 

ちょうど地形的にも一番難所であるので

ここを過ぎればという期待もありますが、

この先のボーリングデータを見ると、

硬さは今後も変わらず・・・。

 

でも地形的には平坦な場所へ移るので

施工もしやすくなりますし、

職人さんとも相談しながら作戦立てます。

 

土木部 1330

 

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インターンシップ

2021-10-23 05:27:35 | 樽前山火山砂防工事の内 熊の沢川3号砂防堰堤左岸工事

とうとう樽前山も雪化粧。

といってもこの時期は日中晴れれば消えてしまいます。

道内の峠で積雪状態となるニュースを見る中

現場ではここ2週間くらい毎日のように雨が・・・

降らないと言っても2日くらい。

量は多くなくてももう夏を過ぎた

この時期以降は、朝露も手伝い、

現場が湿ったまま

まだ、自分の現場はいいですが、

隣の先輩の現場は結構なダメージ。

連日の秋晴れ、望みます。

 

 

先週、現場にインターンシップで

市内の高校生が来訪。

本当は9月の来訪予定だったのですが、

緊急事態宣言下ということで延期になってました。

 

会の主催者の希望もあり今回は、

・ICT建機の体験試乗

・施工管理の体験

をメインに準備。

といっても後輩に丸投げ。

自分は、「準備できたか―?」

「もう時間ないけど大丈夫かー?」

「説明の時に噛まないかー?」

と言ってるだけ。

隣の先輩の現場からも応援を

してもらっていざ本番。

 

日々、どんな技術で現場を施工、管理しているのかを

説明しながら何を体験してもらうかを後輩が説明。

 

まず、当社では10年ほど前より導入している

トータルステーション。

あらかじめ測量データを登録して、

手元で電子野帳なるものを操作すれば

写真左側の器械が自動で誘導や追尾

してくれるもの。

これがあると、いままで3人体制の

測量が1人(ちょっと大変ですが)でOK。

 

次は、レーザースキャナー。

以前のアップでも紹介しましたが、

周辺の地形が丸分かりの優れもの。

で、取得したデータを現場で確認。

ここで、重機に搭載する3Dデータも説明。

 

で、ICT建機体験試乗。

丁張が無くても、技術が無くても、初心者でも

建機に搭載した3Dデータを基に建機が予定以上の

掘削を行わないよう自動で制御してくれるのを体験。

高校生でも法面の掘削できました。

 

最後はドローンの操作体験。

測量や作業ができるドローンではないですが、

日々の写真撮影だけではなく、災害時なんかは危険な場所に

近づくことなく上空から現場の状況なんかも確認できます。

この4種類を9名の参加者で順番に体験。

自分は当日急用で現場にいなかったので

直接感想を聞くことができませんでしたが、

満足はしてもらえたと思っています。

 

今回のこのイベントの後輩の自己評価点は

100点

だそうです・・・。

自分居なかったので何とも言えませんが、

前日までの様子を見ていると

若干準備が足りないように見えましたが・・・。

まぁ、一晩で仕上げたのでしょう。

日々の仕事も100点

取れるようにお願いします。

 

 

土木部 1330

 

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秋~冬へ

2021-10-09 05:28:06 | 樽前山火山砂防工事の内 熊の沢川3号砂防堰堤左岸工事

とうとう冬の到来が間近に迫っている

なと感じられることが増えてきました。

 

朝晩の寒さや暗さ、

太陽の高さ、

木々の紅葉、

空気の匂い、

食べ物の美味しさ、

鹿の群れ、

などなどありますが、

これが見られると初雪も

近いかと思ってしまいます。

しかも来週末は、予想最低気温が

0℃・・・

寒さどころか路面凍結も気に

しなければなりません。

 

現場は、いろいろうまくいかないことが・・・。

その最たるものが使っている機材の破損や故障。

物なので、破損も故障もあることですが、

不思議なもので、何かがうまくいかないと

連鎖するというか、重なるというか、

とにかくうまくいきません。

 

まぁ、打つ手なしというわけではないので、

修理や対応策を練って再度チャレンジ。

 

土砂搬出の方は順調に進捗。

開始から現在までに約30,000m3の土砂搬出完了。

写真で積み込んでいる箇所も

開始時は、3mほど高い場所でした。

今後も鋼矢板打込みに合わせ、

搬出しますが11月中旬にはほぼ終了予定。

まだまだではありますが、

季節の移り変わりとともに

工事の完成時期も近づいてきたよう。

 

来週は、市内の高校生が

インターンシップで現場来訪予定。

何を体験してもらうかいろいろ考えて

いますが、とりあえず若手に丸投げ。

 

当日は、自分が準備したように

手柄を横取りしていい気分に

浸りたいと思います。

 

土木部 1330

 

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WJ

2021-10-02 13:15:17 | 樽前山火山砂防工事の内 熊の沢川3号砂防堰堤左岸工事

前回新たなアイテムとして紹介した

『ウォータージェット』

その名の通り高圧で水を吹き出し、

地盤を掘ったり、削ったりする機械。

現場では、専用の矢板にウォータージェット配管を装着。

さらに、矢板が地中に挿さりやすいよう先端を加工。

写真中央上に見える2本のパイプから

高圧の水が出てきます。

 

実際の施工状況。

地中に刺さり込む前

高圧水が噴き出ているのがお判りでしょうか?

地中に入ってからも打ち終わりまで

高圧水を噴射し続けます。

1分間に約300ℓ。

入る時間にもよりますが、

1枚打つのに約10~15分。

4,000~4,500ℓの水を使用。

で、水は矢板を伝って地上に出来るので、

それをポンプで汲んで排水。

この矢板は、ウォータージェット専用なので、

所定の深さ手前まで打込んだら引き抜き、

本設の鋼矢板に掴みなおし所定の深さまで打込みます。

通常の打ち込み終了写真。

ウォータージェットを使用した後の終了写真。

周辺が高圧水によってえぐられてしまいますが、

ウォータージェットを使用してようやく

所定深のさまで矢板を挿すことができます。

 

今はまた、土工作業中につき矢板は中断中で、

来週水曜日より再開。

残り約420枚。

すべてウォータージェット使用予定。

工事の進捗率も40%を越えたところ、

まだまだこれから、頑張ってまいります。

自分は何もできないので、

頑張るのは職人さんですが・・・

 

土木部 1330

 

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