ドイツプレイ(8) - 砂漠の狐、状況開始

2010-02-22 14:36:13 | HoI3

HoI3AAR、前回分からの続き。
前回分 → ドイツプレイ(7) - ヴェーゼル演習
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イギリス軍のマチルダII戦車は重装甲で知られており、ドイツ軍の3.7cm対戦車砲では貫徹することができなかった。
しかし機転を利かせたエルヴィン・ロンメル将軍は、8.8cm高射砲の水平射撃によってこれの撃破に成功した。

イギリス兵捕虜は漏らした。
「対空砲で戦車を撃つのは邪道ですな。」

ドイツ兵は言い返した。
「対空砲でしか撃破できない戦車のほうが邪道だ。」

──ロンメル将軍の副官、シュミット中尉の手記より



スペインが盟邦となったことにより、ジブラルタル海峡は枢軸軍によって閉じられた。
これにより地中海の戦いにおいての優位を確立した枢軸軍は、次なる手として、
連合軍によるアフリカからの南欧上陸作戦の脅威を取り除くべくアフリカ方面軍の創設を決定した。




こうして編成されたエルヴィン・ロンメル将軍を司令としたDAK(ドイツアフリカ軍団=Deutsches Afrikakorps)は、
2個装甲師団と5個歩兵師団から編成され、9月2日よりリビア-エジプトでの作戦行動を開始する。

英軍は最低限の防備兵力しかおらず、3日間の攻防戦の末に10月6日、エジプトの重要都市アレキサンドリアを攻略。
アレキサンドリアには北アフリカでも随一の港湾施設と空港があり、
海軍と空軍の支援を厚くする上でこの拠点を奪えた意味は大きい。
地中海では英海軍空母艦隊の活動が活発であり、その艦載機によって頭上を押さえられた状態だったからだ。
今後はクレタ島に加えてアレキサンドリアの空港からも戦闘機を発進できるようになり、航空優勢をものにすることができるだろう。


ロンメル将軍は砂漠での戦いをよく理解していた。
砂漠は大海と同じで、遮蔽物もなく見晴らしが良く、空からの襲撃に対して脆弱である。
軍港以外の拠点を取ることに意味はなく、いくら防備されていても簡単に迂回することができた。
そして砂の大地を占領してもなんの戦術的アドバンテージも存在しない。
このような戦いの中では、拠点を占領することよりも敵部隊の殲滅に重きをおくことである。

このような考えから、10月13日、ロンメル将軍は機動戦力による迅速な迂回・包囲作戦、ピラミッデ作戦 を実行する。




機動戦力による迂回でナイル川流域に篭る英軍部隊を拘束・包囲下に置きながら、
そのまま迂回部隊はスエズ運河を渡ってシナイ半島へ雪崩れ込む。
これにより戦争は中東へも飛び火していくことになる。

ナイル川流域での戦闘は沖合からの英空母より発艦した艦載機による空襲が激しく、
一時は攻撃部隊が足止めを食うも、クレタ島より発進したスツーカ攻撃隊が空母艦隊を攻撃。
これにより艦載機を引きつけた上で、英軍2個師団の一斉降伏を以て、10月20日に完全にナイル川流域は制圧された。




エジプト北部のイギリス軍が殲滅されたことにより、ロンメル将軍率いるDAKはシナイ半島・中東攻略作戦を本格化させる。
アフリカでの戦いは、リビア-エジプトから、パレスチナ-ヨルダン-シリア-イラクへと舞台を移していく。
またこの一連の戦いでの功績から、10月25日付でロンメル将軍は上級大将へ昇進され、
その驚異的な戦功から英独両軍から「砂漠の狐」とあだ名された。


DAKが北アフリカ-中東で快進撃を続けている頃、北欧の戦いでは・・・




10月8日に第二次ノルウェー上陸作戦が開始される。
前回は「クイーン・エリザベス」艦隊に妨害され、敵戦艦を撃沈するも上陸部隊が海に沈められるという痛み分けに終わったが、
今回も作戦実施を嗅ぎつけた英艦隊が迎撃に出てきたのだ。

戦艦「ウォースパイト」を中心とした艦隊であり、空母「アドラー」やビスマルク級戦艦2隻により敵の重巡2隻と駆逐艦3個戦隊を撃沈せしめるも、
またもや護衛されていた輸送艦が撃沈され第3海軍歩兵師団 が海の藻屑と消えた。
しかも戦艦「ウォースパイト」には逃げられ・・・
第一次世界大戦に従軍した「ウォースパイト」は「オールド・レディ」の異名を持つ老朽艦だが、
高速戦艦として設計されたその速力はまだまだ健在らしい。


輸送艦1個が沈められたとはいえ、他の上陸部隊が生き残っており、第一段階で1個師団が、
その後の輸送により合計5個師団がノルウェーへの上陸を果たした。

しかし・・・これで創設された上陸戦専門部隊である海軍歩兵師団3個の内2個が消滅させられ、
また度重なる消耗により、輸送艦部隊もわずかにしか残っていない。
これらの上陸戦力でブリテン島上陸作戦であるあしか作戦 を決行するのは自殺行為だ。

時間はかかるが、やむをえない。
十分に再編成と補充が完了するまであしか作戦は延期せざるを得ない。
これにより、ヒトラー総統は10月14日付の総統指令の中で、当面のあしか作戦の断念と延期を全軍に発表した。


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シヴィライゼーション5が発表!

2010-02-20 21:39:17 | 新作情報

うおおおおおおおーーーーー!!!
きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

こんばんは、ゆっきぃです。
全国10万人のゆっきぃファンの方、お待たせしました。
そして世界1000万人のシヴィライゼーションファンの方、お待ちかねです!
前作の発売から5年、そろそろ来ると思ったよ。


ついにきた! ファン待望のシリーズ最新作「Sid Meier's Civilization V」が正式発表。発売予定は2010年秋
http://www.4gamer.net/games/105/G010598/20100219048/




Civilization V(以下Civ5) が正式発表されました!
ぃやっっほおおおおおおおおおおおおぅううううぅううううううううぅううぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!

Civilizationシリーズは地球によく似た世界で世界史上栄えた文明や指導者を操作し、
他国と外交や技術開発や戦争などをして常に変わりゆく世界情勢の中で文明を発展させてゆくゲーム。
外交の自由度が高く、また勝利方法も戦争に限定されていない点で平和国家も戦略に取り入れられる稀有なストラテジーである。
詳しくは前作Civ3やCiv4のレポートが当ブログにあるのでそれを参照。 → Civカテゴリ

いやーしかし、Civ4の発売からもう5年か。
も う 5 年 な の か 。
月日が経つのが早く感じるよ!


前作Civ4と今作Civ5の違いはStack-Style に多少まとめられているが、その中でも気になったのは
今作からはなんと、Civシリーズ初めて!

スクエア(四角形)ではなくヘックス(六角形)制が採用される とのこと。
大戦略シリーズみたいなかんじ。
この点は画像でも確認できるね。
移動の自由度が上がるということは、戦争が複雑化するということ。
防衛するにも攻勢に出るにも今までとは一味違った感覚になりそう。

また、マス目が増えるということはユニット数もCiv3のときみたいに多くなるのかな?と思ったら、スタックを廃止する らしい。
これも大きい変更だ。
Civ3やCiv4だと1マスにスタックした大軍が敵国に侵入するのが普通だったが、
1マスに1ユニットしか配置できなくなったことで、恐らく大軍を送り込むには
国境線いっぱいに戦列を組んで行進するか、長蛇の列を為すしかなくなるだろう。
ユニットグラフィック自体もそれに対応して1ユニットが集団に描かれるみたいだし、
列強国同士の大規模な戦争時は見た目的に迫力が出そうだなぁ。
第一次世界大戦みたいなのが再現できるかも?


さらに経済面に触れれば、資源は限量的なものになった とのこと。
1つの資源につき限定的な数量のユニットしかサポートされないらしい。
これは長年俺もどうにかしてほしい部分だったので、この導入は嬉しい!

1国家に1つでも石油が出てれば、3つも4つも出てる国と同じ資源量価値ってのはおかしかったよ!
それなら現実の日本だって中東やアメリカやロシアと並ぶ産油国だよ!(日本国内でも油田があるのです。)
これにより、鉄や馬や石油などの戦略資源の貿易がこれまで以上に価値をもったものになるかな?

また、宗教の概念は廃止される らしい。
むう、Civ4でポッと出てきて、いきなり廃止されてしまったな。
俺としてはけっこう面白いし、世界観に深みをもたせられる要素だったと評価しているのだけど。
まあ、Civ5では宗教がなくても世界観に深みをもたせられる"何か"が他にもきっとたくさんあるのだろう。


いやーまだまだ情報は限定的でありながらも、他にもたくさん変更点があるんだろうなぁ。
楽しみすぎる!
うまくいけば今年の秋ごろに発売予定らしい。
Civ4も2005年の秋頃だったので、ちょうど5周年あたりにCiv5が出るのかな?

ヒットタイトルだけに期待している人も多いでしょう。
俺もちょっとブログでのマルチレポを再開するためにアップに入るか!
Civ5出たら本気出す!


ドイツプレイ(7) - ヴェーゼル演習

2010-02-18 20:27:57 | HoI3

HoI3AAR、前回分からの続き。
前回分 → ドイツプレイ(6) - 女王を追え!
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我らは最後まで戦い続ける。
フランスで、海で、大洋で我らは戦う。
またいや増す自信と力とをもって空で戦う。

たとえいかなる犠牲を払っても、我らは祖国を護る。
浜辺で、滑走路で、野原や街路で、丘陵で我らは戦い、断じて降伏しない。

──1940年6月4日、ウィンストン・チャーチルの演説より





1940年3月27日、イタリアがギリシャに上陸し征服する。
また3月29日にはフランコ・スペインが枢軸陣営入りし、スペイン軍によりジブラルタル海峡は閉ざされた。
これにより地中海においての枢軸陣営の影響力が一気に強まった。

ドイツ軍は北アフリカ作戦を進行させる上で理想的な地勢的条件が整ったので、
西部・東部の戦線より抽出した歴戦の部隊によりアフリカ軍団の編成を開始した。
スペインが枢軸陣営入りしたことに触発されたのか、ついでに隣国のポルトガルも枢軸入り。


バルト艦隊としていた部隊に巡洋戦艦2隻と護衛に潜水艦部隊をつけ、地中海艦隊 として再編成し地中海に派兵。
北アフリカ作戦の支援をさせる。
しかし、




7月27日にメッシナ海峡にて英海軍部隊に捕捉され、0:00から夜間砲戦に突入する。
敵は戦艦2隻・重巡1隻・軽巡1隻の小艦隊であるが、軽巡1隻を撃沈するも巡戦「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」が大破させられる。
また翌7:00には英空母「フューリアス」からの艦載機の襲撃を受け、軽巡や駆逐艦部隊に被害を出す。
しかし追撃してきた英軽巡2隻を撃沈する戦果を挙げ、一連の海戦で軽巡3隻を沈める戦果を挙げる。

29日には英艦隊の追撃を振り切りイタリアのヴェネツィアに入港するが、ドイツから辿り着くだけで満身創痍であった。
しばらく艦隊の修理と補強に努めることにし、北アフリカ作戦の延期を余儀なくされる。


一方本国のほうの主力艦隊は、6月7日に初の正規空母「アドラー」を就役させ、
8月10日にはビスマルク級戦艦の二番艦「ティルピッツ」が就役。
これにより主力艦隊は空母1隻・戦艦2隻・重巡3隻・軽巡3隻の陣容となり、
護衛の駆逐艦部隊もつけて、最新鋭の打撃力を有するドイツ海軍最強の艦隊となった。

かねてより進行されていたZ計画(艦隊再建計画) が、いよいよ実を結んできた。
主力艦が整備されたドイツ海軍は、とうとう大西洋・北海方面においての大規模作戦を開始する。




8月21日、英国本土侵攻作戦、あしか作戦 を発動する。
まずは戦闘機部隊を大規模に送り込みドーバー海峡の制空権を確保し、
英国南部の工業地帯・軍港・航空基地・対空施設をJu-88爆撃機やJu-87スツーカ部隊により爆撃する。

英空軍はこれを阻止しようとハリケーン戦闘機や、新鋭戦闘機スピットファイアを動員し防空戦闘を開始。
この史上最大の航空戦はバトル・オブ・ブリテン と呼ばれ、両空軍に多大な消耗を強いた。



↑激しい航空戦、対地攻撃の様子。 戦争映像なので苦手な人注意。

ロンドン、リバプール、シェフィールド、プリマスなどの主要都市にも爆撃を加え、工業力を削っていく。
また大西洋にはドイツ海軍のUボート部隊が展開しており、無制限潜水艦作戦 を実施し英国商船を駆逐。
この二重の締め付けにより、英国民は困窮していき継戦意思を削がれるに違いない。




8月22日、英国でのあしか作戦の実施と同時に、主力艦隊を北海へ移動させノルウェーへの上陸作戦を支援させる。
秘匿名称、ヴェーゼル演習作戦 の開始である。

主力艦隊に支援された第1第2海軍歩兵師団 はオスロへの上陸作戦を意図するも、
これを察知した英海軍部隊が上陸部隊への突入を敢行。
ここに主力艦隊と英艦隊の海戦が生起し、「アドラー」と「ティルピッツ」の初陣となる。




敵は9ヶ月前にデンマークでドイツ海軍の追跡を振り切った、「クイーン・エリザベス」艦隊である。
深夜1:00の為、艦載機を飛ばせずひとまずは「アドラー」の出番はなし。
夜間砲戦となった。

戦況は戦力に勝るドイツ艦隊の一方的優勢と見られたが、戦艦「クイーン・エリザベス」は上陸部隊への特攻を敢行。
護衛の重巡2隻が命中弾を受け、その内1隻が撃沈された上に、輸送艦1個部隊も第2海軍歩兵師団 ごと撃沈される。
その後「クイーン・エリザベス」は撃沈され、また夜が明けると「アドラー」の艦載機が活躍し、
その他にも重巡3隻、軽巡2隻、駆逐艦3個戦隊、潜水艦3個戦隊を沈める大戦果を挙げる。

しかし、輸送艦が沈められたことにより第2海軍歩兵師団 が消滅した上陸部隊は一度デンマークへ引き返し、
主力艦隊の補給・修理と上陸部隊の再編成を行うことにする。
ひとまずノルウェー上陸はしばしの延期である。


北海でドイツ海軍を苦しめた「クイーン・エリザベス」は確かに撃沈されたが、ノルウェーへの上陸は阻止された。
作戦意図を挫かれたドイツ海軍は、またしても彼らに敗北したのかもしれない。
敵ながらあっぱれといったところか。


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だめ!広告!

2010-02-17 21:35:57 | 日常の駄文

こんばんは、ゆっきぃです。

最近、コメント欄に広告が貼られることが増えた。
毎回見つけては消してるのでそんなイメージない人もいるかもしれないけど、
日に2~3件は貼られる感じ。
前から貼られることはあったけど、週に1つとかだったのになぁ。
gooブログはアク禁とかないのでめんどいのです。

SF時代はもっと多かったので、消しきれずに放置したりもあったけど。
最近はHoI3記事でアクセス数が増えてるので、それで広告も増えたのかなぁ。
HoI3更新遅いけど!
でもプレイは着々と進行中であります。
しかし、大戦序盤でこんなにかかるなら、独ソ戦とかに入ったらどんなことになるやら。
全手動操作の恐ろしさよ。


22:40追記。
ていうかHoI3の1.4パッチの情報が公開されてきた。
けっこう広範に渡って修正されるらしい。
早く試してみたいけど、とりあえずいまのレポが終わるまでは1.3のまま・・・
いつになるやら!


THE OFFICE WAR

2010-02-12 18:49:45 | 日常の駄文

日本語の「ぐっすり」と、英語の「good sleep」って
語感も意味も似てるけどなんか関係あるのかな?
こんばんは、ゆっきぃです。

今日はニコニコ見てたらなんか面白い動画を見つけました。


【海外】オフィスでの戦い



色んな戦争映画やガンアクション映画のパロディが入り交じってる感じ。
こんな職場なら俺も本気出して働きたいんだけど!