BF:BC2、βテストレビュー

2010-02-05 17:31:31 | CoD・BF・Titanfall

こんばんは、ゆっきぃです。
Battlefield: Bad Company 2(BF:BC2) のベータテストをプレイしたのでレポートです。
まず今作のBF:BC2とは、コンシューマ機のみで発売されたBF:BCの続編である。
BF:BC2ではコンシューマ機だけではなくPCでも展開されるようになった。
なので今までPCで発売されていたBF1942, BFV, BF2, BF2142などのPC版BFシリーズとは少し趣が違うもので、
大きな違いは
・64人対戦ではないこと。 BF:BCは24人、BF:BC2は32人対戦。
・操作できる航空機で固定翼機が登場しないこと。 回転翼機は登場する。
・マルチ対戦のルールがコンクエスト主流ではないこと。 BF:BCシリーズでは新ルールが主流。
・デストラクションシステムを搭載。 建造物を自由に破壊できる。
・元々コンシューマ展開タイトルなのでシングルプレイが充実しており、キャンペーンモードが搭載されている。

などが挙げられる。
PC版BFシリーズの続編としてはBF3の開発が噂されているが、デストラクションシステムは恐らくBF3にも搭載されるのかな?
情報があまり出ていないので定かではないが、デストラクションはゲーム性の拡張に貢献しているので、
今後のPC版BFシリーズにも搭載される可能性はあると予想してます。
ただ大規模な64人対戦で、しかも固定翼の戦闘機や爆撃機がある中でデストラクション搭載すると、
処理も大変だろうし、戦場のあらゆる建造物は廃墟と化して更地になっちゃうのかなぁ。
まさにキルゴア中佐の「ナパームで石器時代に戻してやれ!」 の名言そのままになってしまうのかもしれない。
もしくはルメイ気分か。

今回のベータ版ではアラスカのMAPがプレイできる。
ロシア軍が空挺降下し、アメリカ軍が迎撃するMAPだ。
なので攻撃側のロシア軍は最初はこのように落下傘降下からスタートするが、
このときアメリカ軍側から炸裂弾の対空砲火が打ち上げられるがこれは演出で当たり判定はない。
ただプレイヤーが撃ち上げる実弾には当たり判定があるようで、
運が悪ければリスポンした瞬間に空中で射殺されることもありそうだ。
BFシリーズでは色々な技能を持った兵科を選択するが、今作では4つの兵科がある。
・突撃兵: アサルトライフルやグレネードランチャーを持った、最も標準的なクラス。 予備弾薬も持っている。
・工兵: 短機関銃と対戦車擲弾筒や対戦車地雷を持った、対車両エキスパート。 ドリルで自軍車両の修理もできる。
・衛生兵: 分隊支援火器と救急パックを持っている。 体力を回復させたり、味方の倒れた兵を蘇生したりできる。
・偵察兵: 狙撃銃とC4爆弾、地点を指定しての迫撃砲支援要請もできる。

前作のBF:BCプレイヤーは気づいたかもしれないが、若干各兵科ごとの役割が変わっている。
あと工兵の銃は上記のように主に短機関銃だが、なぜかSCAR-Lをアンロックできたりする。(強そう。)
上記のほかにも様々な便利キットやアタッチメントをアンロック可能であり、武器にダットサイトを装着したりなどカスタムもできるようだ。
伝統的にこのような兵科が用意されているBFシリーズでは、銃撃戦に弱い人でも裏方で貢献できるのだ。
自軍車両の修理に奔走したり、味方を治療して回ったり、敵の侵入路に地雷を敷設したり。
BF1942の太平洋戦線での工兵は、戦艦や空母をずっと修理し続け、撃沈されるその時まで艦と運命を共にするのが最大の美徳とされていた。
退艦ブザーが鳴り響く中、最後の最後まで修理を粘り、艦載機を空に上げてから空母と共に沈みゆく工兵・・・。
その姿に胸が熱くなった古参BFプレイヤーも多かったのではないか?
あの名も無き工兵は言ったんだ。
「私はここで艦と共に悠久の刻を過ごすことになるが、一機でも多くの艦上機を飛ばしてやった。この戦争で、それが私にとっての勝利なんだ。」
うおおおおお翔鶴ーーーー!!! 大日本帝国ばんざああああ(ry
ふぅ、脱線しました。
やはり第二次世界大戦は良い。

今作のルールについて説明せねばなるまい。
基本的には前作BF:BCと一緒で、前作では金塊ルールと呼ばれていたが、今作ではRushモードと呼ばれている。
前作をプレイしていない人にどういうルールか説明すると、MAPには上の画像のような目標物がAとBの2つある。
攻撃側は目標物に到達し爆弾を設置、破壊すれば勝利で、防衛側はそれを阻止すればいいのだ。
爆弾を設置しても爆破までには猶予があり、防衛側には解除するチャンスがある。
設置されるとブザーが鳴り響き周囲のプレイヤーに通達されるので、激戦となる。
爆弾の設置は誰でもできるが、もしくは直接的に銃撃などで破壊してもいい。
C4や地雷で爆破する、戦車砲やロケット弾で撃つなどで目標物の耐久力を削ることができ、ゼロになれば破壊できる。
また耐久力を削った状態で爆弾を設置すれば、爆破までの時間が短くなるのでこれも有効だ。
つまり防衛側は敵を目標物に接近さえさせなければいいと思っていては、
遠距離から戦車砲やロケット弾による砲撃で破壊されるかもしれない。
AとBの両方が破壊されるとさらにMAP奥地の拠点へと移動し、また同じく目標物を争い、それを3拠点前後ほど繰り返すと終了である。
攻撃側にはリスポン回数制限があり、これがゼロになっても破壊できなければ負け。
防衛側はリスポン回数無限である。
前作BF:BCでもコンクエストモードの搭載はあったが、いかんせん24人という少人数での戦いであったので向いておらず、
コンクエストよりは金塊ルールのほうが圧倒的に主流であった。
32人対戦となった今作ではどうなるかなー。

今作にも分隊(Squad)システムがあり、1個分隊は最大4人で構成され、1チームにつき8個分隊まで編成できる。
各分隊には自由に選択して出入り、または新規作成ができ、
フレンド同士で一緒にプレイする場合には同じ分隊で組んで連携をとることになるだろう。
分隊を組むと、死亡した際に生存している分隊員からリスポンできる為、
野良プレイヤーでもどこかしらの分隊に入っていたほうが圧倒的に便利で強い。
BF2と違い、分隊長からのみではなく、どの分隊員からでもリスポンできるし誰からリスポンするか選択することもできる。
なので分隊は一度に全滅という事態はできるだけ避け、誰かしら1人が生き残っているようにすれば前線で強力だ。
いちいち後方拠点からリスポンしていては、前線までの移動時間ばかりになってしまう。
 
デストラクションシステムについては、画像の通りである。
砲撃や爆発でMAP上にあるほとんどの壁や建造物は破壊できる。
これにより、建物に立てこもる敵兵を戦車砲で壁ごと吹っ飛ばしたり、
RPGやC4爆弾などで壁に穴を開けて新しい侵入路を作るといったこともできる。
建物の入り口さえ見張っていれば安全なFPSの常識はもう通用しないのだ。
破壊できるというリアリティー以外にも、新しい戦術などが開拓されるのでとても面白いシステムである。
当然激戦区においてはそれはもう無惨な姿になるのだが、ただ遮蔽物がなくなると
遠距離から狙撃や砲撃をされ放題になったりするので破壊しすぎも考えもの。
 
戦闘ヘリや戦車、IFV(歩兵戦闘車)などの大型兵器も登場する。
これらの装甲兵器を放置すると甚大な損害を被るので、迅速に破壊したい。
ヘリは対空機関砲や機銃などで、戦車やIFVは工兵が携行する対戦車擲弾筒や地雷、
もしくはMAP備え付けのTOW(有線誘導式対戦車ミサイル)などで破壊できる。
また味方のこれらの兵器を見かけたら、工兵で修理してあげると貢献できる。
総評としては、やっぱこれはBFだ。
BF2とBF:BC以来久々にBFシリーズを遊んだので、懐かしい感じもあり、
やはり双方に大型兵器が登場するような大規模戦はとても面白い。
歩兵戦や銃の感覚に独特の癖があるシリーズだが、慣れれば初心者でも何も考えずに楽しめるし、
上級者なら各分隊の動きや兵器の運用を考えてチームのために機能的に動くことができる。
カジュアルプレイヤーからヘビーゲーマーまで幅広い層におすすめできる、
チームのために貢献して動くことが最も楽しいことに気づかせてくれるシリーズ。