WE59Bアンプと組み合わせたラジオ。電源はフィラメントだけ自前で賄うがDC200V,DC250Vは外部から供給する。また200Ωのライン出力。使用真空管はWE259A x 3本、WE247A x 2本。重量は34kgという世界一豪華なAMラジオ。重たいのでラックに取り付けました。WE143Aなどもそうだが80年も前の規格のラックが現在でも国内で入手できます。ただし取り付けネジはISOネジに変わっている。これはいたしかたない。
回路図には1932年10月25日とあるので今年84歳。高周波同調受信機(英: tuned radio frequency receiver、TRF受信機)というのだそうで1918年に開発されたスーパーヘテロダイン方式へと1930年台に代わるまで使われた回路。高周波3段増幅(VT1〜VT3)後に検波(VT4)を行う。(VT5)はAGC(オートマティック・ゲイン・コントロール)。6連バリコンとコイルを搭載し(すごい迫力だ、、)チューニングメータ、感度切り替え付き。
入手した当時一応メンテナンスした。ダイヤル糸が切れていたのでラジオのスケール用糸を入手して張り替えた。電源スイッチは3系統のON,OFFだが残念ながら破損しているので現在は回路を直結しています。これで一応音が出たと記憶する。(なにせ10年以上前なので)
稼働するには250Vと200Vの外部電源を用意しなくては。ジャンクの部品を漁っていてふと回路図をみると35mA以上必要なことが判明した。回路に流れる数倍です。
ホームセンターに買い出しに行って思わず買ってしまった!
アヒルだ。。米の計量カップで米袋のクリップ付き。これは、、、センスいいです。
破損している電源スイッチ。当時何度か再生を試みましたが断念した。
アクションは生きているで残念です。別のスイッチを移植しようと手配したが適当なのが見当たらず。再度探してみます。
117Vを本体に接続するとヒーターが点灯。250Vと200Vを適当な電源から供給しアンテナ線とアンプ、スピーカーを繋ぐと
603kHzの地方のNHKは受信できました。1494kHzは発振して受信できない。やはり調整が必要。でも何処をどうやったら良いのか、、。
まず電源と電源スイッチをなんとかしましょう。
というわけで電源作りました。相変わらず手持ちのジャンクから、新たに買ったものはありません(ウソです。ゴム足買いました)。
ちょっと忙しいのと体調がイマイチなので一気にできない。これから配線です。無料配信されてる「Perfumeのドームライブ」見ながらがんばろう。。それにしても「perfume」すごいアーティストです。初めて見たときの衝撃は「ピンクレディー」以来だったですよ。でもおじさんは「キャンディーズ」のファンでした。
電源トランスが160V x 2なので整流管整流では250Vは無理なのでダイオード整流です。オマケでもらったファーストリカバリーダイオードがあったので使用、100V入力に117Vを放り込むという暴挙で達成。検波へは別供給の200V。1mAしか流れないので50kΩの抵抗とデカップリングコンデンサー入れてとりあえず完成。聴いてみる。。アンプはラック下段のWE143A、スピーカーはJBL L75 メヌエット(改)
やはり高い周波数は発振して受信できない。地元の民放は1494KHzなのですが。一方低い方はとても良好で603kHzの地元NHKは適当なアンテナ繋いだだけで強力に受信できます。感度、安定度ともに問題なし。ストレート受信機(こういう呼名でいいのだろうか?)の利点である忠実度ですがさすがに優れていて周波数帯域は狭い感じですが僅かなホワイトノイズをバックにアナウンスが浮かび上がる感じです。
USソケットに電源スイッチ、ヒーター、B電源2種をすべて接続しています。
ようやく完成して接続。ただし電源スイッチは破損してるので臨時に適当なのを繋いでます。
回路図と照らし合わせていくとやはり改造してあるのが目につく。この時代は電解コンデンサーは使われていないようだが古いコンデンサーが接続されていたりでほかにもありそう。スイッチが来る間に学習がてらもう少し追ってみます。
このスイッチは左端のFMチューナーのフロントエンドのシールドカバーのようなカバーを外して現れるアンテナ感度の切り替えスイッチ。配線はされていない。スイッチ機能は不具合があり分解したところ接点に問題ありでしたが、やはり電源スイッチと同じく修復は難しく断念、アンテナは高感度固定となりました。右端のオーディオ出力のフィルター切り替え機能は生きている様子。またふと思い立って裏側のカバーを取り付けると高周波数帯域の発振はおさまって1494kHzも受信できるようになりました。ダイヤルスケールの幅がかなり狭く、また感度も低い方に合わせているのかかなり落ちます。ただし1m程度のビニールコードアンテナなのでこのあたりを工夫すれば十分実用になるかと思います。
数日間NHKを聴いていましたが夜間は強い海外からの電波の混信があってちょっと聞き辛い事がありましたが昼間は全く快適に受信できます。注目していた音質も噂に違わず抜群によろしい(と思う)。聞き疲れせずにいつまでも聴いていたいと思わせるような、、です。時報の440Hzを聞くとそんなに純粋な正弦波を感じるわけではないのですがアナウンス、音楽再生を聴いていてもとても心地よい。
TVはデジタルになりネットラジオが普及してきているが、ラジオ放送の番組内容は昔と大きくは変わっていない(インターネットと連動してたりするが)。老境に足を踏み入れつつある自分ですが体力の衰えとともに一番痛感するのは視力が悪くなっていること。聴力は上の方から聞こえなくなっているとは思うけど今の所音楽を聴くには支障は出ていない。自分にとって耳からの情報が大切になって来ていることを考えるとラジオは貴重な情報源となりそう。実はTVの前に座ってじっと見ているのはとても苦手であります。スポーツ中継もほとんど見ない。ラジオはながら作業ができるので自分に合っている気がするし。あれだけ聴いた「オールナイトニッポン」はいつのまにか「ラジオ深夜便」になっています。ラジオ番組の充実に期待したい。
お読みいただきありがとうございました。
っと書いていたら「ラジオ深夜便」の「加藤和彦」特集で「サディスティックミカバンド」の「タイムマシ-ンにお願い」やってる。上手いギターは高中正義。リン・ミンメイも久しぶりに聴きました。
1 アンテナ
2 アンテナ(アース)
3 出力(アース)
4 出力(200Ω)
5 黒 −
6 白 200V
7 紫 250V
8 白 117V(ヒーター)
9 白 117V(ヒーター、グラウンドサイド)
後日談
スイッチが来たので加工して取り付けました。このスイッチですべてのON,OFFを賄います。
これで完了しました。
回路図には1932年10月25日とあるので今年84歳。高周波同調受信機(英: tuned radio frequency receiver、TRF受信機)というのだそうで1918年に開発されたスーパーヘテロダイン方式へと1930年台に代わるまで使われた回路。高周波3段増幅(VT1〜VT3)後に検波(VT4)を行う。(VT5)はAGC(オートマティック・ゲイン・コントロール)。6連バリコンとコイルを搭載し(すごい迫力だ、、)チューニングメータ、感度切り替え付き。
入手した当時一応メンテナンスした。ダイヤル糸が切れていたのでラジオのスケール用糸を入手して張り替えた。電源スイッチは3系統のON,OFFだが残念ながら破損しているので現在は回路を直結しています。これで一応音が出たと記憶する。(なにせ10年以上前なので)
稼働するには250Vと200Vの外部電源を用意しなくては。ジャンクの部品を漁っていてふと回路図をみると35mA以上必要なことが判明した。回路に流れる数倍です。
ホームセンターに買い出しに行って思わず買ってしまった!
アヒルだ。。米の計量カップで米袋のクリップ付き。これは、、、センスいいです。
破損している電源スイッチ。当時何度か再生を試みましたが断念した。
アクションは生きているで残念です。別のスイッチを移植しようと手配したが適当なのが見当たらず。再度探してみます。
117Vを本体に接続するとヒーターが点灯。250Vと200Vを適当な電源から供給しアンテナ線とアンプ、スピーカーを繋ぐと
603kHzの地方のNHKは受信できました。1494kHzは発振して受信できない。やはり調整が必要。でも何処をどうやったら良いのか、、。
まず電源と電源スイッチをなんとかしましょう。
というわけで電源作りました。相変わらず手持ちのジャンクから、新たに買ったものはありません(ウソです。ゴム足買いました)。
ちょっと忙しいのと体調がイマイチなので一気にできない。これから配線です。無料配信されてる「Perfumeのドームライブ」見ながらがんばろう。。それにしても「perfume」すごいアーティストです。初めて見たときの衝撃は「ピンクレディー」以来だったですよ。でもおじさんは「キャンディーズ」のファンでした。
電源トランスが160V x 2なので整流管整流では250Vは無理なのでダイオード整流です。オマケでもらったファーストリカバリーダイオードがあったので使用、100V入力に117Vを放り込むという暴挙で達成。検波へは別供給の200V。1mAしか流れないので50kΩの抵抗とデカップリングコンデンサー入れてとりあえず完成。聴いてみる。。アンプはラック下段のWE143A、スピーカーはJBL L75 メヌエット(改)
やはり高い周波数は発振して受信できない。地元の民放は1494KHzなのですが。一方低い方はとても良好で603kHzの地元NHKは適当なアンテナ繋いだだけで強力に受信できます。感度、安定度ともに問題なし。ストレート受信機(こういう呼名でいいのだろうか?)の利点である忠実度ですがさすがに優れていて周波数帯域は狭い感じですが僅かなホワイトノイズをバックにアナウンスが浮かび上がる感じです。
USソケットに電源スイッチ、ヒーター、B電源2種をすべて接続しています。
ようやく完成して接続。ただし電源スイッチは破損してるので臨時に適当なのを繋いでます。
回路図と照らし合わせていくとやはり改造してあるのが目につく。この時代は電解コンデンサーは使われていないようだが古いコンデンサーが接続されていたりでほかにもありそう。スイッチが来る間に学習がてらもう少し追ってみます。
このスイッチは左端のFMチューナーのフロントエンドのシールドカバーのようなカバーを外して現れるアンテナ感度の切り替えスイッチ。配線はされていない。スイッチ機能は不具合があり分解したところ接点に問題ありでしたが、やはり電源スイッチと同じく修復は難しく断念、アンテナは高感度固定となりました。右端のオーディオ出力のフィルター切り替え機能は生きている様子。またふと思い立って裏側のカバーを取り付けると高周波数帯域の発振はおさまって1494kHzも受信できるようになりました。ダイヤルスケールの幅がかなり狭く、また感度も低い方に合わせているのかかなり落ちます。ただし1m程度のビニールコードアンテナなのでこのあたりを工夫すれば十分実用になるかと思います。
数日間NHKを聴いていましたが夜間は強い海外からの電波の混信があってちょっと聞き辛い事がありましたが昼間は全く快適に受信できます。注目していた音質も噂に違わず抜群によろしい(と思う)。聞き疲れせずにいつまでも聴いていたいと思わせるような、、です。時報の440Hzを聞くとそんなに純粋な正弦波を感じるわけではないのですがアナウンス、音楽再生を聴いていてもとても心地よい。
TVはデジタルになりネットラジオが普及してきているが、ラジオ放送の番組内容は昔と大きくは変わっていない(インターネットと連動してたりするが)。老境に足を踏み入れつつある自分ですが体力の衰えとともに一番痛感するのは視力が悪くなっていること。聴力は上の方から聞こえなくなっているとは思うけど今の所音楽を聴くには支障は出ていない。自分にとって耳からの情報が大切になって来ていることを考えるとラジオは貴重な情報源となりそう。実はTVの前に座ってじっと見ているのはとても苦手であります。スポーツ中継もほとんど見ない。ラジオはながら作業ができるので自分に合っている気がするし。あれだけ聴いた「オールナイトニッポン」はいつのまにか「ラジオ深夜便」になっています。ラジオ番組の充実に期待したい。
お読みいただきありがとうございました。
っと書いていたら「ラジオ深夜便」の「加藤和彦」特集で「サディスティックミカバンド」の「タイムマシ-ンにお願い」やってる。上手いギターは高中正義。リン・ミンメイも久しぶりに聴きました。
1 アンテナ
2 アンテナ(アース)
3 出力(アース)
4 出力(200Ω)
5 黒 −
6 白 200V
7 紫 250V
8 白 117V(ヒーター)
9 白 117V(ヒーター、グラウンドサイド)
後日談
スイッチが来たので加工して取り付けました。このスイッチですべてのON,OFFを賄います。
これで完了しました。