仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

「マルボウ」の日に集会をする話

2011-09-12 16:33:39 | 本音

本日、「中秋の名月」。

お天気は上々、

久方ぶりに文句なしの「名月」が見られそうな予感。

 

そんな今日の暦は写真のような表記。

 

「十五夜」「〇望」

 

 

実家のあたりでは一年を通じて

月に一度、

「〇望」の日に地域のグループの集まりがあります。

 

 

 

その集会の名は

お大師講

決まったメンバーが集まって、

弘法大師のお軸を飾って

お経をあげて、

お茶飲んでおしゃべりする、という会。

(子供のころの記憶なのでざっくり)

 

「お大師講」は日本各地に存在していて、

日時も内容もまちまちらしいけれど、

実家の属するグループは

「旧暦15日の夜」と日時だけははっきりしています。

 

 

ムカシムカシ、

というほど昔でもない戦時中のこと。

電気や灯火の節約のため、

「満月の夜なら夜道も大丈夫だろう」ということで

「お大師講は満月の夜に」

と決まったとか。

 

「旧暦15日」すなわち、満月の日。

暦に表記されている「〇望」とは

「まん丸の望月」のことだったんですね。

 

 

旧暦はまだまだ生活の中に生きてるようです。