本日、「中秋の名月」。
お天気は上々、
久方ぶりに文句なしの「名月」が見られそうな予感。
そんな今日の暦は写真のような表記。
「十五夜」「〇望」
実家のあたりでは一年を通じて
月に一度、
「〇望」の日に地域のグループの集まりがあります。
その集会の名は
「お大師講」
決まったメンバーが集まって、
弘法大師のお軸を飾って
お経をあげて、
お茶飲んでおしゃべりする、という会。
(子供のころの記憶なのでざっくり)
「お大師講」は日本各地に存在していて、
日時も内容もまちまちらしいけれど、
実家の属するグループは
「旧暦15日の夜」と日時だけははっきりしています。
ムカシムカシ、
というほど昔でもない戦時中のこと。
電気や灯火の節約のため、
「満月の夜なら夜道も大丈夫だろう」ということで
「お大師講は満月の夜に」
と決まったとか。
「旧暦15日」すなわち、満月の日。
暦に表記されている「〇望」とは
「まん丸の望月」のことだったんですね。
旧暦はまだまだ生活の中に生きてるようです。