こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

合掌

2008-05-26 22:24:35 | 雑記帳
 川田亜子ちゃんを初めて意識したのは、「爆笑問題のバク天」であった。

爆笑問題自体も今も大好きだが、亜子ちゃんの可愛さを見るのも、疲れた独身男の、密かな毎週土曜日の夜の楽しみだった。

 番組の企画で「女の子の甘えはどこまで通用するか?」というものがあって、亜子ちゃんがいろんな所で甘えるというものだったが、それが実に、このヒトの可愛さを出していて、記憶に残ってる。

 UFOキャッチャーの景品が欲しいと訴えた店員さんには「今回だけですよ」とこそっと景品を渡され、レストランでは間違って、昼だけのランチを食べたい一心でそのお店に来たという甘えには、「今回は特別に」とランチを作ってもらう始末。
 あの大きな優しい目に見られたら、みんなイチコロだったのが、妙に微笑ましかった。

***

しかし、ラジオでは、フリーに転向するのを悩んでいるとき、太田光さんに会った際にはげまされて、わんわんと崩れるように泣き出した、という話を聞いて、明るく見えているけれど、繊細でナーヴァスなヒトなんだと知った。

「ほんとに、太田さんに会った時に、すっごく悩んでいて、顔を見ただけで…」と言っていた。
今思えば、そのような心境が続いていたのかもしれない。
しかし、本当の自殺の理由は死んだ本人しかしりえないのだが・・・。

***

 今夜、ネットのニュースで、最近撮影したという写真を見て、ショックだった。
あの目から生気が失せ、うつろな目で、頬はこけた死相が出ていたからだった。
見たくはない姿だった。

***

 あんなにも若くて美しいヒトが自殺すると、なんともやり切れない暗澹たる気持ちになる。
 ただ、生きていて欲しかった。


 そういう自分は、皆も程度の差こそあれ、同じだろうが、死ぬ勇気もないまま、今ある不安な状況に包まれて、不安な明日に対峙して、ここにいる。
この向こう側とこちら側の違い、彼岸と此岸のはざまは、近くも遠くも感じられる。
コメント (2)
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