京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺 百鬼夜行展と五山の送り火

2022年08月25日 06時52分00秒 | 日記
 清水寺から高台寺へと移動します。
突然の雷雨で到着が15分遅れてしまいました。





大雲院祇園閣の左側には左大文字が灯っています。

伏見城から移築された傘亭・時雨亭のさらに高台に"展望台"があり、毎年の五山の送り火の日には会員に限って開放されます。

方角的に大文字や妙法は見えませんが、舟形や左大文字、鳥居形の三ヶ所を鑑賞する事が出来ます。

この日は直前の雷雨で点火が約15分遅れたそうで、"運良く"三ヶ所を見れました。

本堂前の南庭では夏のプロジェクションマッピングが行われています。
今回のテーマは"百鬼夜行"







また、方丈内では「百鬼夜行」展が開催中で高台寺所属の絵巻や藤井涌泉氏による襖絵がはめられています。











誰もいない高台寺台所坂です。








清水寺 千日詣り

2022年08月24日 06時49分00秒 | 日記
 パークハイアット京都内にある"KYOTO BISTRO "で美味しいコースを頂き、今日まで「千日詣り」が行われている清水寺へ。









夜間の拝観は18時半からです。
すでに本堂内々陣にお詣り出来る行列が出来ていました。





轟門を入ると岩手の南部風鈴が迎えてくれます。2010年から実施され、東日本大地震以降は犠牲になられた方々の追悼も併せて行われています。







内々陣中央のお厨子前には清水寺ご本尊さまのお前立がお祀りされています。

次回のご本尊さまのご開帳は11年後の2033年です。

千日詣りは観音さまの最大の功徳日で、一日のお詣りで千日分のご利益がある日とされています。

千日詣りが定着する前は、実際に千日、毎日観音さまに祈願する事が常識とされていたそうです。



お札を授与して頂き、外陣まで来ると凄い雷雨になっていました。



周りが"濃い霧"に包まれた様な感じで向かいにある子安の塔も全く見えない状態でした。







30分あまり本堂で雨宿りをし、五山の送り火を見に高台寺へと向かいました。






KYOTO BISTRO x 侘家古暦堂とのコラボコース

2022年08月23日 07時26分00秒 | 日記
8月16日の夕食はパークハイアット京都のKYOTO BISTRO へ。







エントランスの庭園は高台寺や建仁寺の専属庭師・北山安夫氏の作庭です。

KYOTO BISTRO はもちろんホテルのエントランスから入れますが一年坂にも入口があり、割と気軽に入れるイタリアンの名店です。



色々な試みをされる店で今回は祇園にある鶏料理の「侘屋古暦堂」とのコラボでコース料理を提供されています。

①よだれ鶏 豆腐のフムス



美味しいタレのかかったよだれ鶏にスパイシーな豆腐のフムスがタコスの上にのっています。

最初から美味しい一品です。

②焼き鳥 もも ささみ 蛸



想像もしなかった味のハーモニーが楽しめる一品です。

ももにはパパイヤのチャツネ、パラベーニョで味付けされ夏に合うスパイシーな味です。

ささみの上にはイタリアンの定番ソース・サルサ・ヴェルデが、上にはミント、コリアンパウダー、バジルで味付けされています。

もも肉のねぎまと思いきや、蛸が使われています。
この奇抜?なアイデアにはビックリです。
無論、絶品の美味しさです。

③鶏つくぬと鰻 ポルトワインと玉葱のジャム



鶏のつくねと鰻との組み合わせが面白いです。
本来ならフォアグラを合わせるのがいいのでしょうが、これが濃厚なソースとよく合います。

④つけ麺 サマートリュフ









最後の一品はつけ麺。

サマートリュフを削り麺にふりかけています。

麺の美味しさに加えてスープのコクと濃厚さのバランスが素晴らしい!

お聞きすると鰹だしのかえしに清湯スープを加えたものだそうです。
上にはバターが浮かんでいて、麺とより一層絡むようになったスープです。

量が多ければくどく感じるかも知れませんが、ちょうどいい量です。

⑤かき氷





夏らしく最後のドルチェはかき氷です。
宇治抹茶とトロピカルフルーツから選ぶ事ができ、ここでしか食べられないちょっと変わったトロピカルバージョンに。

上には美山産の牛乳で作ったアイスがのり、食べ進むと器の下にはマンゴーやパッションフルーツがゴロゴロと出て来ます。

最後にはほうじ茶が出され、お口直しが出来ます。



お連れの方が頼んだパスタです。

いつ訪れても感動の料理が出てくるKYOTO BISTRO です。

仁和寺(金堂・御影堂) 京の夏の旅

2022年08月22日 06時58分00秒 | 日記
 京料理六盛さんで名物"手をけ弁当"を頂き「京の夏の旅」で金堂の内陣と大師堂の内陣が特別公開されている仁和寺へ。






先ずは国宝建築物の金堂へ。









金堂はご本尊阿弥陀三尊像をお祀りする仁和寺の中心となるお堂です。

慶長18年(1613)に造営された御所の紫宸殿を賜り移築された建物で現存最古の紫宸殿の遺構です。

移築に際して仏堂に改められ、屋根は檜皮葺から本瓦葺に、内部は仏堂としての機能を持たす為に新たに板扉を設け、内陣と外陣を区別する様に改築されています。





今回は公開されていませんが裏堂には五大明王が描かれています。

次に御影堂を巡ります。







外陣は通常公開されていますが、内部は暗くてほとんど見えません。
内陣までの拝観は仁和寺の長い歴史上でも初公開になります。

真言宗の、宗祖・弘法大師空海の真影をお祀りするお堂で慶長期の清涼殿の建物を賜り移築改築された建物です。



中央には弘法大師像が、向かって左側には仁和寺第ニ世の性信(しょうしん)親王像が、右手には宇田法皇(寛平かんぴょう)像がお祀りされています。

性信親王は三条天皇の第四皇子で宇田法皇の法灯を継承し、以降、親王が住持を継承する契機となった親王です。



他にも見所の多い仁和寺です。

なお、堂内の写真は禁止なのでネットからお借りしました。














京料理 六盛の会席料理

2022年08月21日 06時57分00秒 | 日記
 昨年の12月に「【京料理六盛】京都の料亭が守るべき日本文化を応援して下さい」のクラウドファンディングに京都仲間のKさんと一緒に支援させて頂きました。

京都に料亭が無くなり大手のチェーンばかりになると京都の情緒が無くなってしまいます、、、。





8月16日に支援の返礼品の形で"名物手をけ弁当と季節のお料理"を頂いて来ました。





"先付け"

涼しさを感じるガラスのお皿盛り付けされています。
枝豆ひとつ取ってもヘタが処理されていて食べやすく料理人の気配りを感じます。

"酢の物"

胡瓜の酢の物に鱧の焼物
京都では7月の祇園祭の期間中は八坂神社の神紋と胡瓜の断面とが似ている事から食べない風習がありますが8月なので既に"解禁"されています、、、。





"名物手をけ弁当"

六盛の名を一気に広めた"六盛の顔"です。

大根なますいくら
玉子豆腐
鯛味噌幽庵焼き
鶏の塩麹焼き
車海老含ませ煮
オクラ含ませ煮
絹さやえんどう煮浸し
冬子椎茸うま煮
たらの子流し
小芋含ませ煮
冬瓜含ませ煮
南瓜含ませ煮
花麩含ませ煮
うにくらげ
岩蛸の柔煮
柚子味噌入生麩笹つつみ

京都の指物師で人間国宝(重要無形文化財保持者)のなかがわきよつぐ氏の作られた手をけには16品もの料理が盛り付けられています。

見た目にも美しく、どれから手をつけようかと迷ってしまいます。



"胡麻豆腐"

雲丹が載った贅沢な胡麻豆腐です。
味噌だれで頂く事が多いですが、出汁の効いた"つゆ"で頂くのも美味しいですね。



"ステーキ"

野菜や魚がメインの京料理ですが、ステーキもバッチリと合いますね!会席料理に幅を与えてくれます。





"茄子の湯葉和え"

季節の野菜"茄子"と湯葉とのコラボ、、、
さっぱりとした食感ですが、湯葉や豆乳の風味や旨みを楽しめる一品です。







"季節の御飯"

鱧の炊き込みご飯、湯葉の赤だし、香の物

京都の夏と言えば"鱧料理"が代表格です。
薄めの味つけですが、鱧の旨みと出汁の旨みを堪能させて頂きました。



"季節のフルーツ"

子供の頃から超?高級フルーツのメロン
「赤肉メイン」はコクのある強い甘みと芳醇な香りが特徴で、多少"青臭い香り"を感じる「青メロン」より好きです。



お着物の方が女将さんです。

お昼の2時からは女将さんのお姉さまが焼かれる熱々の"スフレ"も頂けます。