奈良博で「聖林寺十一面観音」展を観覧後、明日香村にある飛鳥寺を訪ねました。













寺の西には"蘇我馬子の首塚"と伝わる五輪塔がお祀りされています。

"飛鳥大仏"で有名なお寺ですが初訪問です。



飛鳥寺は第32第代崇峻天皇元年(588)に蘇我馬子が発願し、推古天皇4年(596)に創建された日本最初の仏教寺院です。

昭和31年の発掘調査で創建時の寺は塔を中心に東に東金堂、西に西金堂、北に中金堂を配置し、お堂の周囲に回廊をめぐらし、また、回廊外の北側には講堂を配した日本最初の本格的寺院でした。


ご本尊の釈迦如来坐像(飛鳥大仏)です。
推古天皇13年(605)に鞍作止利により造立された日本最後の仏像(重文)です。
しかし、平安、鎌倉時代の火災により大部分が失われ、頭部に造立当時の姿を留めています。


向かって右側には阿弥陀如来坐像、左側には聖徳太子孝養像が安置されています。


中庭には、南北朝時代の「飛鳥寺型燈籠」があり、裏面には釈迦如来を表す梵字と"飛鳥寺"の刻名があるそうです。



寺の西には"蘇我馬子の首塚"と伝わる五輪塔がお祀りされています。
奥に見える小高い丘は蘇我馬子の邸宅があったと伝わる「甘樫丘」です。

次に奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で開催されている「高松塚古墳壁画発見50周年記念展」へ向かいます。