京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東山慈照寺(銀閣寺)

2022年02月08日 10時52分00秒 | 日記
 「萬重」さんで懐石料理を頂いた後、市バスで銀閣寺へと向かいます。







正式には「東山(とうざん)慈照寺」と言う相国寺の山外塔頭寺院のひとつです。

コロナ前には毎月第三月曜日に夜の坐禅会があり、仕事帰りに毎月のように通っていました。
庫裏から入り更に奥にある坐禅道場で行われますが、総檜造りの非常に立派な建物です。
しかし、コロナ禍の中、中止になったままです。

総門を入ると左手には有名な「銀閣寺垣」が続きます。
石垣、竹垣、生垣とを組み合わせたもので、先にある伽藍や庭園を見せない工夫が見られます。





中門を潜ると右手には創建的の建物・銀閣(観音殿)国宝が目に入ってきます。





慈照寺創建からの建物で一階の心空殿は書院風、二階の潮音閣は唐様仏殿様式で創建時には外壁は黒漆塗り、軒下には彩色が施されていたようです。



園路の最後にある売店横には一部復元された物が展示されています。
しかし、この観音殿の完成の前に義政公は亡くなっています。





方丈前には"向月台"と"銀沙灘がありますが、義政の時代には無かったもので江戸時代に作られたようです。

花崗岩(白川砂)が境内に流れる谷川より錦鏡池に堆積したものが浚渫され庭園に使われたのではないでしょうか?



銀閣寺が持たれる創建時のもうひとつの建物が「東求堂」(国宝)です。
義政公の持仏堂で内部には四畳半の書斎「同仁斎」があります。
現在の和風建築四畳半の間の原型と言われています。







義政公の美意識を感じる建物です。







園路には「お茶の井」が残り、義政公愛用の湧水です。
現在も絶えることなく湧いており、お茶会で使われているそうです。





庭園は池泉回遊式になっていて、東側の高台からは境内や背後の吉田山が見えます。






いつ訪れても綺麗に維持管理されている庭園です。

最後の朱印所で御朱印を授与して頂きました。