京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

新徳寺(新選組ゆかりの壬生を歩く)

2023年01月07日 07時50分00秒 | 日記
 旧前川邸を見学し、新選組屯所跡のひとつ八木源之丞邸跡の前を通り、次に新徳寺へと来ました。 







壬生通にあり"新選組の聖地"とされる壬生寺の向かいにある臨済宗永源寺派の寺院です。

京都には相国寺、建仁寺、天龍寺、妙心寺と臨済宗の大本山がありますが、滋賀県にある永源寺の末寺だったとは知りませんでした。



閑栖(かんせい)住職さまが詳しく説明して下さいました。

新徳寺は新選組の前身"浪士組"のリーダー清河八郎は、京都到着の夜に浪士230余名を集めて大演説をしたのが新徳寺の本堂です。



清河八郎の考えはあくまで「尊王攘夷」で、今回の上洛(将軍家茂の護衛)がその主旨と違う事がわかった清河ら200余名は江戸に引き返しました。

一方、「幕府権力の維持」を主旨とする芹沢鴨、近藤勇、土方歳三ら24名のグループは京都に残り浪士隊を結成し後に新選組となりました。









閑栖住職さまは絵がご趣味なようで幕末に活躍した坂本龍馬や西郷隆盛、勝海舟などの人物画が置かれていました。









もうひとつ新徳寺で有名なのが「屋根葺地蔵」です。



鎌倉時代か室町時代のころ、ある老女の家が大風で倒れてしまいました。

そこへ若い法師がやって来て、瞬く間に綺麗に修繕したそうです。

その法師こそ新徳寺にお詣りされている地蔵菩薩だった事がわかり、以降、「屋根葺地蔵菩」と呼ばれるようになったそうです。









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