京都つれづれなるままに

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春季 京都非公開文化財特別公開② 光照院・三時知恩寺

2019年05月01日 05時43分13秒 | 日記
宝鏡寺を後にし訪ねたのが光照院です。





光照院は、後伏見天皇の皇女進子(ますこ)内親王が開山の浄土宗寺院です。代々皇族出身の尼公が法灯を継ぎ、光格天皇から「常盤御所」の称号を賜わっています。



また、進子内親王は花の道に堪能であり、代々の宮も花の道に通じていたため、今日、光照院を家元とする「華道常盤未生流」として大成しています。





本堂には、清涼寺式の釈迦如来立像がお祀りされていますが、暗くてよく見えませんでした。







上の写真の常盤会館は、昭和大礼の際の大嘗宮朝集所の建物を下賜されたものです。(大正、昭和天皇の即位の儀、大嘗祭は京都御所で行われています。)

次に、同じく浄土宗の尼門跡寺院 三時知恩寺を訪ねます。当寺は後光厳天皇の皇女 見子(けんし)内親王が崇光天皇より御所の入江殿を賜わり、善導大師像を安置、足利義満の娘 覚窓性仙尼(かくそうじょうせんに)を開祖に開いた「知恩寺」が始まりです。





「三時知恩寺」の寺号は、後柏原天皇より、宮中における六時の勤行のうち、昼間の三回を当寺で行うよう勅命を受けたことに由来します。



寺宝として、秘仏 善導大師像があります。善導大師は中国唐時代の僧で称名念仏を中心とする浄土教思想を確立した方で、後の法然上人、親鸞聖人に多大な影響を与えました。



他に三時知恩寺中興の祖 久山昌隆尼(きゅうざんしょうりゅうに)像があります。昌隆尼は近衛前久の娘で兄は近衛信尹、妹は後陽成天皇の皇后 中和門院です。

他に、源氏絵扇面貼交襖(げんじえせんめんはりまぜふすま)



狩野永納筆「四季花鳥図屏風」があります。

一部、公式ガイドブックから転載させて頂きました。

次に市バスで聖護院門跡、積善院に向かいます。

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