京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

南禅寺本坊

2020年09月22日 08時40分00秒 | 日記
 泉屋博古館を後にし、久しぶりに南禅寺本坊を拝観しました。


大玄関前の敷石はかって京都市内を走っていた市電の軌道の敷石を転用したものです。
すっかりと溶け込んでいます。




庫裏で拝観受付を終えると右にはお茶席がありますがコロナの影響で提供されていません。
滝とかえでの素晴らしい風景なので再開が待たれます。
庫裏にはお馴染みの韋駄天さまがお祀りされています。





方丈前の庭園は慶長年間、小堀遠州作庭と伝わる名勝庭園です。
大小の石を組み合わせ、母虎が子供の虎を連れている姿から「虎の子渡し」の庭と呼ばれています。

方丈は慶長16年(1611)に御所の建物を後陽成天皇から下賜されたもので国宝です。
方丈に付随する小方丈は伏見城の小書院を移築したもので、こちらも国宝です。


(室内は撮影禁止です。インターネットからの転載ですら。)

内部の襖絵は狩野探幽の筆によるもので中でも「水呑みの虎」は名高いです。




方丈の北側には「六道庭」や茶室が点在しています。





こちらの独特な竹垣は「南禅寺垣」です。


「龍淵閣」と呼ばれる建物で、坐禅会で使われています。



外に出て前にあるのは"法堂"です。





天井画は京都画壇四条派の重鎮今尾景年の晩年の大作です。


最後に御朱印を授与して頂きましたが、昨今のコロナ禍のせいか、書置きの対応が多くなっているのは残念です。
(しかも、日付はスタンプですし、、、)