岡崎つる家さんで京懐石を頂き、すぐ近くの泉屋博古館へと向かいます。
国宝1点、重要文化財8点を含む展示内容です。
10月18日まで特別展「瑞獣伝来 空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」が開催されています。
「瑞獣(ずいじゅう)」 聴き慣れない言葉ですが、東アジアでは吉祥をもたらすとされる動物で、約三千年前の中国の青銅器にも紋様として描かれています。
日本でも宇治の平等院鳳凰堂の屋根には鳳凰が飾られ、武士の世の中になると権威の象徴として虎が描かれ、寺院の天井には仏法の守護神として、また、水を司る神として龍が描かれる事が多くなって来ます。
建仁寺の方丈襖絵にも海北友松筆の龍が描かれています。
しかし、全てオリジナルではなく高精彩デジタル複写技術による複製品です。
今回の展示では一部ですが軸装された本物が展示されています。
ホンマもんは醸し出す雰囲気が違いますね。
国宝1点、重要文化財8点を含む展示内容です。
泉屋博古館について。財閥住友家の第15代当主住友友純(ともいと)、号は春翠が収集したコレクションを、住友家本宅敷地の一部に昭和35年(1960)に開館しました。
住友家は銅山からの採掘を家業のひとつにしていた関係で青銅器の収集では世界的にも評価されています。
その他に美術品も多く、クロード・モネや伊藤若冲、木島櫻谷の絵画など多義にわたります。
鹿ヶ谷通を南下し、久しぶりに南禅寺本坊へと向かいます。