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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

鹿苑寺金閣

2020年03月12日 08時41分00秒 | 日記
 今宮神社を参拝し高台寺に行く予定でしたがまだ、日没まで時間があるので市バスを乗り継ぎ鹿苑寺金閣へと向かいました。



新型コロナウィルスの影響で拝観者も少ないと思っていましたが、そこは世界文化遺産の金閣寺の事、外国人の参拝者がなかりおられました。





鹿苑寺は臨済宗相国寺派本山相国寺の境外の塔頭のひとつです

元々この地は西園寺の別荘地でしたが、応永4年(1397)室町幕府三代将軍義満が西園寺公経から譲り受け広大な「北山殿」を造営しました。





書院前には立派な枝ぶりの「陸舟の松」があります。





ついつい黄金に輝く金閣(舎利殿)に目を奪われますが、鏡湖池に浮かぶ島々、当時の守護大名が寄進した名石は畠山石、細川石、赤松石などの名前が付いています。
背後の衣笠山を借景にした池泉回遊式庭園は国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。

「銀河泉」義満がお茶に使われた湧水です。



「巖下水」義満の御手洗の水です。




金閣寺垣。
お寺により特色ある垣根が使われています。
銀閣寺垣、龍安寺垣、建仁寺垣、光悦垣など、垣根を見るとどこの寺院かがわかりますね。



龍門の滝です。
"鯉が滝を登ると龍になる"との中国の故事によります。
鹿苑寺金閣と天龍寺の曹源池庭園の「鯉魚石」とは、はっきりと確認する事が出来ます。
鹿苑寺庭園も夢窓疎石が絡んでいるのでしょうか?


西園寺家の別荘であった名残りは「安民沢」と呼ばれる池だけです。



次の見どころは舎利殿を見下ろす高台にある茶室「夕佳亭(せっかてい)」です。









江戸時代の茶人・金森宗和好みの数寄屋造りの茶室です。床柱は南天、萩の違棚、中央の古木は鶯宿梅と見た目は質素ですが凄い材が使われています。 





最後に不動堂にお詣りします。ご本尊さまは弘法大師空海作と伝わる石の不動明王で
す。秘仏ですが毎年、節分の日と8月16日に開扉されます。(まだ、その日に訪れた事は無いです。)
 
最後に御朱印を授与して頂き、高台寺へと向かいます。