京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

大和郡山市 慈光院

2020年03月02日 08時39分00秒 | 日記
 慈光院は奈良大和郡山市にある臨済宗大徳寺派に属する寺院です。





江戸時代寛文三年(1663)当地を治める大名片桐石見守貞昌(石州)が父・貞隆の菩提を弔う為に建立した寺院です。
石州の茶は徳川四代将軍家綱を初めて多くの大名の学ぶところとなり、石州の名は茶人として名を馳せることになります。


楼門はかって、片桐且元の居城茨木城の櫓門を譲り受け移築。書院と同じように茅葺きに改めたものです。









書院でお菓子とお抹茶を頂きます。
南側には皐月の刈込みの庭園、東側には若草山を背景に西ノ京、東大寺や興福寺の伽藍が遠望できます。
この席からだけなら抹茶席と言うより煎茶席の要素が強いです。







書院の裏には茶室"高林庵"があります。二畳台目で手前畳の奥に床の間がある「亭主床」で石州の代表的な茶室で国の重要文化財です。





もうひとつの茶室は"閑茶室"で三畳逆勝手で躙口はなく廊下から貴人口からから入ります。こちらの茶室も国の重要文化財です。







ご本尊さまは釈迦如来坐像です。天井には入江正巳画伯の墨絵の龍図が描かれています。





中庭には枝ぶりが見事な樹齢250年の五葉松があり紅梅も見頃です。









境内の観音堂がある小高い丘には河津桜🌸の一本桜があり7部咲きくらいでした。
一年振りの桜です。

桜は日本人が最も好きな花であり、開花とともに春を感じ、これから何かわくわくな出来事があるように感じさせる"魔力"のある花ですね。







桜🌸と梅の共演もいいです。
最後に御朱印を授与して頂き、次に向かいます。