山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

スズメの群れの観察から考える

2021-08-26 22:31:04 | 日記
以前、市内国道180号沿いの街路樹で夕方スズメが集まる木について2度記事にしました。

スズメのお宿 - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)(2009年8月27日)

スズメの群れ - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)( 2012年9月27日)

前回の記事を書いてから約9年がたっていますが、今これを書いている2021年8月現在、夕方スズメが集まる木はローソン駅前店の前の木になっています。

スズメの寿命は前の記事で書いたように1年程度だとすると、最初の記事を書いた2009年から現在2021年まででスズメは12代後の世代になっているわけです。

もし、それを人間に当てはめてみると、例えば人間の代が次の代になるのを約30年と考えた場合、12代後の世代というのは約360年後ということになります。

360年というのはかなり長い時間です。

例えば、今は2021年なので360年前といえば江戸時代の1661年頃となります。

スズメが多く集まる木が世代交代とともに変わっていくように、人間の風俗や習慣というものも世代交代とともに当然変化していきます。

群衆の変化というものは、説明がつくものもあれば説明がつかないものもあるような気がします。

なぜ時とともに集まる木が変わるのかについてうまく説明できるかもしれませんし、説明できないかもしれません。

人間の群集心理のようなものも時とともに変化すると思いますが、それも説明できる場合もあるかもしれませんが、説明できない場合も多いように思います。

いつも車で通過し、時々夕方にその木の近くで用事があれば観察する程度であり、念入りな観察をしているわけではないのですが、もう一つ群れについて言えそうなことは、おそらく集団に属さずに別行動をする個体もあるということです。

今はいませんが、何年か前には我が家の玄関前に植えている木でいつも夜休んでいるスズメがいました。

夜に用事があり不意に玄関を開けるとそのスズメがびっくりして鳴きながら飛んだりすることもありました。

国道沿いでも念入りに観察すれば、きっと群れが集まる木ではない木で夜を過ごすスズメの個体もきっとあるはずです。

もし、これをお読みの方で新見市内および周辺の方、興味がある場合は今でしたら夕方18:30~19:00くらいにローソン駅前店前の街路樹の木を観察してみてください。

また、何年後かにこの文章を読んで、またスズメの集合場所が変わっているということに気づいた方はよろしければお知らせください。

ちなみに、僕の家の近くでは冬期にカラスのお宿となる竹林があります。カラスの場合は季節によっては場所を変更していますが、毎年冬になるとその竹林に戻ってきます。

糞の害がすごいのとうるさいので、カラスの皆さん、よろしければ新たな集合場所に変更してくださると大変助かります。






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東京パラリンピック2020の開催に際して思い出すこと「ストックホルムの障害者施設フロスンダ・センター訪問」1998年11月4日

2021-08-26 21:04:52 | 旅行
東京パラリンピック2020も開幕しました。
パラアスリートの頑張りを見ていると、1998年に市民海外派遣制度で欧州社会福祉総合コースに参加させていただいたときにスウェーデンで訪問したストックホルムの障害者施設フロスンダ・センター(Frosunda Center)への訪問のことを思い出します。
その時の記録からこちらに転記してみます。

ストックホルム 障害者施設フロスンダ・センター(Frosunda Center)
住所:Frosundaviks Alle 171 53 Solna
訪問日:平成10(1998)年11月4日(水)
 障害者施設のリハビリテーション施設フロスンダ・センターを訪れエーク・ノルステン(Ake Norsten)氏より話を聞いた。彼は23年前交通事故により脊椎障害になった。現在では同施設でインストラクターとして働いている。1988年の別府マラソンでは車椅子の部で第3位に入賞したそうである。この施設はカールステン・インデ(Karsten Inde)氏が1975年に創設した私立の施設である。障害者のリハビリテーションが主な目的であり、利用者はスウェーデン全国から集まり、外国からの利用もあるとのことである。2年前には日本人の利用もあったそうである。収容人数は32人であり、そのうちの24人は5週間のリハビリテーションコース、8人は1年間の重度脳障害者である。このセンターには100人が働き、医療スタッフとして数人の医師、看護婦(当時の記録のまま)、准看護婦(これも当時の記録のまま)がいてサービスは24時間体制である。その他アドバイザー、心理学者、言語療法士、作業療法士、多くのインストラクターがいる。インストラクターのうちノルステン氏を含む6人は障害者でスポーツ経験者が多いとのことであった。もう一人の障害者インストラクターであるマウロス氏の話もうかがったが、彼は13年前パラシュート事故により手が麻痺し、力が入らない障害に襲われた。マウロス氏は結婚し、2人の息子がいるとのことであった。障害者が働き、健常者のような社会生活を送ることが障害者にとっての参考、及び勇気づけになるようだ。
 話を聞いた後、リハビリテーションのトレーニングのうち、卓球と車椅子を体験させてもらった。卓球のインストラクターは車椅子に乗る障害者であったが、選手権大会のチャンピオンにもなった人であり、健常者の我々が対戦させてもらったのであるが、チャンピオンには歯が立たなかった。車椅子体験では段差を上ることも体験させてもらったが、とても難しかった。その他、ボクシングのサンドバック、アーチェリー、ビリヤードなどもリハビリテーションに使われる。また、風船を使用しバランス機能のリハビリテーションを行っている人もいた。
 帰り際、事務所を通ったのであるが、事務員にも障害者の方が何人かいたこをも印象に残った。


Frosunda Centerの入り口看板


Ake Norstenさんから説明を聞く


リハビリテーションルーム





車椅子に乗車させてもらいました。


卓球チャンピオンとの対戦


ボクシングのサンドバックもありました。




当時のセンターのパンフレットです。

この欧州訪問については、国際交流協会での報告会や1999年9月24日の岡山県長寿学園において「オーストラリアと北欧の福祉」として報告させていただきました。


東京駅前の東京パラリンピック2020のカウントダウン表示(2019年10月1日撮影)
*2019年10月1日は、午前中東京で成美堂教科書のためのスタジオ録音に立ち会い、夕方新見に帰ってきて、英語講座を開催しました。
OGPイメージ

2019年度新見市国際交流協会英語講座第1回(第338回新見英語サロン) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

NiimiInternationalExchangeAssociationEnglishLessonthisyearhasstartedto...

2019年度新見市国際交流協会英語講座第1回(第338回新見英語サロン) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

 





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