山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

湘南英文学会での久しぶりの研究発表(2014年9月4日)

2014-12-22 01:32:37 | 日記
このことについて書くことを忘れていましたが、2014年9月4日(木)、湘南英文学会で研究発表を行いました。

この湘南英文学会は、大学院生だったころに初めて入会させてもらった学会です。

横浜国立大学・大学院の恩師の都留久夫先生が入会を勧めてくださいました。

そして湘南英文学会1991年度前期研究発表会で「John Steinbeckの人間描写――The Grapes of Wrathのラストシーンを中心に」というタイトルで発表させてもらったのですが、それが僕の初めての学会発表でした。

当時は、東海大学の非常勤講師1年目の頃で、文字通り、研究者としてのデビューだったと思います。

また、自分の書いたものが初めて単行本に掲載されたのも、1992年にこの湘南英文学会が『風雅の館』(高橋傳七先生追悼記念論文集)として学書房出版から出版した書に「『ハックルベリー・フィンの冒険』におけるミシシッピ河について」の論文を発表(pp.267-276)させてもらった時でした。


横浜に在住の1994年3月までは、毎回学会に出席していましたが、1995年4月から新見に赴任してからは、遠方になったことで、足が遠のき、2~3回しか参加できませんでした。

でも、自分にとっては初めて入会した研究者としての自分の故郷のような学会なので、また、湘南英文学会のウェブサイト内の「学会紹介」に、「現在では北は北海道から南は中国地方に在住の研究者により構成されています」と書かれていて(湘南英文学会ウェブサイト参照)、この「南は中国地方に在住の研究者」とあるのが僕であることは自覚していましたので、湘南地域を離れて20年となる今でもずっと、幽霊会員に近い状態ではありましたが、ずっとこの会に所属していました。

先ほど述べた1991年の初めての湘南英文学会での研究発表以来約23年の月日が経ちました。

今年の学会の日程は参加可能な日(9月4日)でしたので、「旧日本兵の日の丸返還事業への国際姉妹都市交流からの協力」と題した発表をさせてもらうことになりました。



旧日本兵の日の丸返還に関わったことについては以前から何度か書かせてもらっていますが、僕が関わった2件のうちの1件の日の丸が藤沢市に在住の弟さんに返還されたものだったので(兄の日章旗が返還された 金子清蔵さんを訪問参照)、そのことを湘南地区を本拠とするこの学会で発表することはふさわしいことであると考え、発表させてもらうことにしたのです。

今回は研究発表というよりは実践報告をさせてもらいましたが、自分がこの事業に関わって感じた感動などの気持ちを聴衆の方々にも伝えることができたようで、今回初めてお会いする方々を含めていろんな方から肯定的なコメントをいただきました。

アメリカ研修旅行引率出発1週間前の少しあわただしい時期でしたが、発表を行うことができてよかったと思います。
コメント
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