山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

オーストラリア研修第2回説明会

2012-03-16 00:55:21 | 旅行
1月20日、今年度のオーストラリア研修旅行についての第1回目の説明会を開催しましたが(オーストラリア研修旅行第1回説明会実施参照)、2月23日(木)、学術交流センター研修室において第2回の説明会を開きました。

今回は、研修への参加を決めた学生対象のもので、日通旅行の担当者鳥越様による説明に続き、旅行用品を扱う業者による説明も行なってもらいました。







その後、僕から、注意事項など全般的に渡ってお話しました。

だいたい話した内容は以下の通りです。

少し長いですが、将来の海外研修旅行の説明会での説明内容の備忘録のため、また海外に行かれる方のため何らかの参考になるかもしれないので、挙げておきます。

2011(平成23)年度第12回オーストラリア研修旅行第2回説明会 2012.2.23 研修室1・2
はじめに
説明の聞き方
 説明者・英会話レッスンの先生の言葉がわからないときに隣の友達同士で確認しない(日本人学生によく見られる悪い点)
 確認している間に大切な情報・解決のヒントを聞き漏らす(自分自身だけでなく友達も)
 わからないときには説明者や先生と一対一で向き合い、言葉を交わす中で解決する
 
安全で快適な海外旅行のために
お金について
クレジットカード
 できれば一枚あると便利(オーストラリアは日本よりクレジットカード社会化が進んでいる、万一の場合手持ちの現金がなくても助かる)
 未成年の場合は保護者に相談
 学生の身分でカードを作ることができる会社とそうでない会社がある
 保護者の家族カードを発行してもらえる場合もある
 オーストラリアではJCBよりもVISAかMasterのほうが使える店がはるかに多い。市内中心部ではJCBが使用できる店も増えている
トラベラーズチェック(TC)
 お得だが、やや不便(パスポートの提示を求められるので)
 大きい額面のTCで安いお菓子などを買い現金化するとよい
現金(日本円、現地通貨)
 空港から自宅まで帰るための日本円は残しておく
 お札は100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル
 コインは2ドル、1ドル、50セント、10セント、5セント(1セントコインがないので端数は切り上げまたは切り捨て)
 100セントで1ドル
 販売税(Sales Tax)がかかるが内税
 帰国後お札は両替可、コインは不可(コインはお土産にもなる)
 現地通貨を日本で準備しておくほうがよいがオーストラリアの銀行や両替所でも両替可
言葉について
 基本英会話集などで勉強しておくとよい
 携帯用の英和・和英辞典(合冊になったものが便利)か電子辞書があるとコミュニケーションに役立つ
 わからなければ紙に書いてもらう(ペンと手帳を常に持参するとよい)
 せっかくの機会なので積極的に参加すること
 多少の間違いを気にしないで発言する、他人の間違いを笑わない
 英語での自己紹介をする機会が何度かあるはずです。自己紹介ができるようにしておこう(自分のこと、家族のこと、出身地のこと、学校のことなど)(*家族や学校や出身地などの写真があ ると自己紹介が楽になります)
 とにかくできるだけ多くの英語を聞き、英語に耳を慣らしておこう(できればオーストラリア英語を聞くのが理想的、オーストラリア映画やYouTubeなどのオーストラリアの映像など)
 いろいろな場面を想定し、英語で何と言ったらよいか考えてみよう
電話について
 引率教員としては、緊急連絡用に携帯電話の持参を強く勧めます。そのまま使える機種と、ICチップを別の電話機に入れて使う場合などがあるようです。詳しくは携帯電話ショップで確認して ください。
 日本の保護者との連絡用としても携帯電話をそのまま使えるようにしていったほうが保護者も安心
 スカイプなども利用可のはず
 国際電話はプリペイドカード、コレクトコール、クレジットカード通話(KDDI やIDC など)も利用できます
 ホームステイ先での国際電話使用は極力控える(緊急時以外、原則禁止)
服装・洗濯について
 ホームステイ中は、基本的にその家庭の洗濯機を使わせてもらいます
 洗濯ネットは便利
 施設訪問の場合は質素な服装で、ただしチャイルドケアセンター訪問の場合は動きやすい服装で
朝晩は涼しいかもしれません。重ね着できる服装の組み合わせを考えましょう
 日本の初春はオーストラリアの初秋です。
 飛行機内は結構冷えることもあるので上着は機内に持ち込むほうがよい
危機管理について
 交通事故に注意(車は左側通行で日本と同じですが、トラム乗り場が道路の中央分離帯部分にあることもあるので細心の注意を払う)
 バッグ類の紐に引っかかりやすい部分を作らない(トラムなどの引っかかり事故や強奪防止)
 犯罪の被害者にならないために(いい人を装ったり、日本語で近づいてくる人には注意)
 現地の男性(女性)の誘いには慎重に(素性の明らかでない人にはついていかない)
 山内は緊急連絡用に携帯電話を常時携帯している(引率教員の番号は登録しておいてください)
 予期できないことが起こった場合もパニックにならず落ち着いて行動しよう
時間について
集合時間を守る
 慣れない場所での移動では時間に余裕をもつのがポイント
 メルボルンは日本より夏時間で2時間早い(日本が午後6時の時、メルボルンは午後8時)
団体行動上の注意
 通路や道をふさがない
 レストランや機内で騒がない
 記念写真はできるだけ一つのカメラで撮影し帰国後データのやり取りをする(帰国後皆さんの(差し支えない)写真データを一つにまとめたいと思います。
 人数が多いので移動の際はできるだけ固まって移動する
 単独行動はできるだけ避ける
体調管理
 普段飲みなれた薬(風邪薬、頭痛薬、鎮痛剤など)を準備
 薬についてはある程度英語で説明できるようにしておく(入国での税関チェックで)
 体調が悪くなったら早めに引率教員内や現地スタッフに相談する
施設訪問
 山内が通訳を行う
 施設訪問は基本的に全員で同じ所に行く(医療・福祉・保育施設)
 施設の方が英語で説明をしてくださるときにも熱心に聞く(後で通訳の日本語を聞けばいいと思って日本語で話したりしないように!)
 質疑応答の時間には積極的に質問をする(質問がないのは説明をしてくれた人に対して失礼なので、前もって質問したいことを考えておくとよい)
 チャイルドケアセンター訪問では一緒に遊ぶ時間を取ってもらえたら、折り紙などをさせてもらいたいと思います。折り紙を持参してください。また誰か簡単な出し物ができれば披露してもら います。
高齢者施設では、利用者さんとの交流時間を取っていただけるようなら、折り紙や書道などの交流ができればと思います。
ホームステイ
 ホームステイ先は、有償ですが、見ず知らずの皆さんに家庭の一部を提供してくださっていま す。感謝の気持ちを忘れずに。
 むやみに他人のホストファミリーと比較をしない(皆さんのそれぞれのご家庭が違うのと同様、それぞれのホストファミリーで条件は違う)。
 ホストファミリーにいわゆる「当たりはずれ」がないとは言いませんが、ホストファミリー側から見たら、学生の「当たりはずれ」も同様に存在します。そのようなことを気にするより、何か の縁で滞在させてもらうことになったそのご家庭での有意義な過ごし方を考える(子どもがいる 家庭の希望が時々あるが、子育て中の家庭はそれだけで忙しいことが多く、ホームステイを引き 受ける余裕がないことが多い。むしろ子どもが独立した退職者の家庭が元子どもたちの空部屋を 使ってホストファミリーになることもある。子どもがいれば子どもとの交流も楽しめばいいし、 大人しかいなければ大人とじっくり交流を楽しめばよい。いろいろとどこかに連れていってくれ る家庭がいいと思うかもしれないが、自分で行きたいところに行けないかもしれない。放任主義 のほうが自分の好きなように動けるかもしれない。要はあなたの心持ち次第)
土産
 ホームステイでお世話になるファミリーにはあまり高価でないものでよいが何か一つおみやげを用意するとよい
 英会話レッスンの先生にもちょっとしたものがあれば話しかけるきっかけにもなる
 自分の手作り、ふるさとの特産品などだとなおよい
 いろいろな人に出会うのでちょっとしたものを多数用意しておくとよい(自分の英語表記でメールアドレス入りの名刺、プリクラ、写真なども役に立つ)
 個人の写真の他に大学案内パンフレット(自分が写っている人は特に)、ふるさとの町や新見市のパンフレット(英語表記もあるものが好ましい)を持っていくとよい
 100円ショップも意外な掘り出し物があります。でも日本製ではないものもあります。
 その他、いろいろな場面で知り合う方々に配るちょっとしたお土産もあったほうがいいでしょ う。しおり、絵葉書、5円玉、折り鶴などそれぞれ考えて用意してみましょう。
 自分、家族、友達、ペット、家の周り、学校の写真などがあると会話が広がります。ぜひ簡易アルバム、デジカメなどに入れて持参しましょう。
 配布用にプリクラや写真や名刺などがあると便利です。名刺にはメールアドレスも入れてメールによる文通のきっかけにしましょう。 
 食品は持っていかないほうが無難

企画
 週末、
 オプショナルツアーでペンギンパレード見学以外の観光は皆さんの希望があれば、メルボルン市内の動物園、水族館、ユーリカ展望台、ヴィクトリアマーケット、サンデーマーケットなどを回 る予定)
 オーストラリア独特の食べ物(カンガルー、エミュー、クロコダイルなど)の料理を食べる会も実施可(皆さんの希望があれば)
オーストラリアやメルボルンについての下調べ
 オーストラリア、メルボルンについてはガイドブック類がたくさん出版されている。下調べをして何をしたいか、どこに行きたいかを考えておくと限られた時間を有効に過ごすことができる。 インターネットを利用するのもよい。
 オーストラリアについての本を読んだり、オーストラリアの映画を見たりすると、話題づくりになってよい
 オーストラリアの各施設のどんな面を見たい・知りたいか考えておくとよい
 可能なら自分の卒業研究テーマに関連させて調べてみるのもよい(せっかく高い旅費を払って行くのです。いろいろなところでできるだけこの経験を活用しましょう) 
 逆に日本について、新見公立大学について、新見・岡山について、それぞれのふるさとについてなど聞かれることも多い。基本的なこと(人口、特産物、国際姉妹都市など)は(英語で)答えられ るようにしておく

インターネット利用
 メルボルン市内にはインターネットカフェも多い
 ホームステイ先でインターネットを利用させてもらえるかもしれない(May I use the Internet?などと確認して使用)
 メルボルン・ランゲージ・センターのコンピュータールームも使用可能(予定)
 携帯メールの送受信についても各携帯電話ショップで確認してください

エアメール
 葉書は日本まで1枚1ドル50セント(料金は変更しているかも)。エアメール郵便は1週間弱で届く
 切手は郵便局以外あまり売っていない

荷造り
 行きはスーツケースを満杯にしない(帰りのほうが荷物が増えるはず)
 スーツケース(預け荷物)にはパスポート、現金、カメラを入れない(手荷物にする)
 手荷物にははさみ、爪切り、ピンセット、カミソリなどを入れない(預け荷物に入れる)
 花火は持っていかない(*以前空港で没収された人がいる)
 語学学校またはホストファミリー宅に着くまでスーツケースは開けないつもりで荷造りをする
 スーツケースの鍵、暗証番号を忘れないように。
 筆記用具(ペン)は道中持参しておく
 
支払い
 旅行代金支払いについては日通旅行の指示に従ってください。
 現地で皆で食事した時などは、山内が立替で一括払いをすることが多くなりそうです。その場合 は、後ほど(帰国後日本円でもよい)、支払ってください。
パスポートコピー
 未提出者は日通旅行の指示に従ってください。
旅行保険
 万一に備えて必ず保険には加入しよう。クレジットカードに旅行保険がついている場合もある
その他
 ホームステイ先周辺及び学校周辺の地図について
 出発時に空港で配布予定(機内でご覧ください)

迷子カードについて
 メルボルン・ランゲージ・センターで配布(学校住所とホームステイ先の連絡先を記入氏、迷子時に親切そうな方に見せて助けてもらうためのカード)

 後援会からの補助金の支給がある予定です。準備が整ったら山内が一括して受け取ります。印鑑持参の上、山内研究室で受け取ってください。また、帰国後は後援会に対して報告書を提出して もらいますので、それも忘れないように!また、後援会からのこの補助金の支給は在学中1回の みです。

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