我が家の猫がベランダに出たいと言うそぶり。
大きな声で夫殿が「外に行くのかい。」などと言うものだから、一瞬画面から目が離れました。
その時なんときりちゃんが
「私には分かってます。 自分が どこへ行くのか。 源次郎様が行く所。」なんて言うことを言っていたのですねぇ。聞き逃してしまいましたよ。私には猫がどこに行くのかしか分かっていませんでした。
しかし今回梅ちゃんの
「どうしてお腹の中に赤ちゃんがいるってわかったの?」と言うきりの言葉に言った
「なんかそんな気がしただけ。」と言う妊娠爆弾発言もあり女性陣もなかなか面白かったですよね。
徳川では阿茶局が家康に「爪を噛むな」とか言うし。いやそれよりも
「我が殿は敵のためにわざわざ城を作って差し上げたと言う事ですか?殿も人がよろしい」 と言う痛い所を突っ込むし。
信幸の奥さんのおこうさまも、梅ちゃんに赤ちゃんが生まれると嬉しそうに微笑んで、梅ちゃんにはツンツンのママさんも孫が生まれるとニコニコ。
「真田丸」の女たち、良いよね♪
と、まとめて女性陣の事を書いたから、後は男性陣のオハナシね。
そうは言っても、徳川さん所のコメディ調で恐ろしいお話をしているのも、昌幸パパさんがいつもながら首をかしげたくなるような飛んでも発言をしているのも、みんな面白かったんだけれど、今日はみーんな上杉景勝&兼続に持ってかれちゃったような気がします。
民の陳情にも耳を貸し、信繁の心を引き付けます。
信繁は景勝の剣の型も見て学び、彼はここで本当に多くの事を学ぶような予感がしました。ところが、景勝はちょっとええかっこしいなのが判明。出来ない約束も叶えてあげたいと言う願望だけでしてしまう。
そう分かってしまうと御屋形さまはなんとなく「民王」の総理みたいな口調になっちゃって、思わずニヤニヤしちゃいました。
先々週なんかは兜をかぶっていてくれないと分からないとか失礼な事を書いちゃったんだけれど、これだけご活躍をされたら、もう直江兼続の存在感も大きく膨らむわけですよ。
ツイッターを読んでみたら、やっぱり急上昇の人気ぶりが伝わってきました。これって「天地人」の時より今の方が人気が高いんじゃないのかって思っちゃった^^
最近ずっとドラマの感想を書いていて、さすがに疲れました。疲れてしまったのであらすじなんかはみんなパスなのですが、
今回の見どころの一つは景勝の言葉にあると思います。
「死に様は生き方を写す鏡。己に恥じぬように生きるのみじゃ。」
すっごく共鳴します。
でもそうやって生きるのって、難しい事なんですよね~。
またもう一つの見どころは、やっぱり「鉄火起請」のシーンですよね。
恐ろしい裁判ですよね。
焼けた鉄を持って歩くんですよ。勝っても手のひらを大やけどして、下手をしたら一生使えなくなってしまいそうです。負けたら死罪。
これって面倒な争い事を持ち込むな、持ち込むときは命がけだぞと言う、そんな意味合いがあったのじゃないかと思いました。
この恐ろしい局面を信繁の知恵で切り抜けるわけですが、彼の策はけっこう一か八か的な所があって、かなり怖いですよ。
その駆け引きには自信があるかもしれませんが、いつも人は思った通りには行動しないものじゃないですか。
この件の解決で、御屋形様のやる気スイッチも入れちゃって、信頼を勝ち得、上杉と真田は再び手を組むことになりました。
めでたしめでたし。
さて次回は「決戦」―信繁青春クライマックス。
なーんか嫌な予感がするなあ。