わたしは、どんな境遇にあっても、足ることを学んだ。 ピリピ四・11
あなたは、他人がすると良いとは思わないのに、自分がするといかにも良いと思うことがありませんか。
わたしたちは、人がその人のやり方に固執すると頑固だと思うのに、自分だとしっかりしているように思えるのです。
誰かが、あなたの友人を嫌うと偏見と思うのに、あなたがその友人を嫌う時は、人を見る目があるからと思うのです。
人の金使いの荒いのを見ると、放蕩者と思うのに、あなただと気前が良いような気がするのです。
他人のあら探しをすると、気むずかし屋と思うのにあなた自身だと分別があるように感じるのです。
他人が柔和だと弱々しく見えるのに、あなた自身だとおうように感じるのです。
人が物事をぶちこわすと、ごろつきのように思うのに、自分がしている時は、力強く感じるのです。
カウマン夫人著 「荒野の泉」より