人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

自分の傷

2023年02月21日 | お気に入りの言葉
   やさしく薬を塗って、丁寧にガーゼを当てて、包帯を巻いていきます。
「痛かったね」「つらかったでしょう」自分自身にはかけることのできない、やさしい言葉で慰めながら。
そのとき、放ったらかしにしていた自分の傷も語りだします。
「私も痛かったよ」どうして今まで放っておいたの?」
忘れていてごめんね。あなたのことも大切にしなくちゃね。やっと気づいたよ。
手当てされるのも、手当てするのも、あたたかくていいもんだね。
 吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より

自分の傷

2023年02月20日 | お気に入りの言葉
自分を愛せない者は、他人も愛せないと言いますが、
自分を愛せない者が、他人を愛そうとすることで自分を愛せるようになるということもあるではないでしょうか。
自分の傷は見たくも触れたくもないのに、
他人の傷なら手当てができるということがあるのです。
 吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より


正論

2023年02月17日 | お気に入りの言葉
   否定されて傷ついているから、ただ味方に立ってほしい。
どこかで、自分にも非があるとわかっているからこそ、
そんな自分でも受け入れてくれることを確かめたい。
解決できない自分のままでも、あなただけは責めないでいてほしい。
そんなふうに、人間には正論では覆い切れない弱さがあります。
正論には耐えきれない愚かさがあります。
ただ、人を包み込む愛の焔だけが、芯にある固いものをじんわりと溶かします。
そのとき、人は自分の非や弱さを認めて進むことができるのです。
藤木正三  吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より

正論

2023年02月16日 | お気に入りの言葉
問題を抱えて苦しんでいる友に、
親切心からとはいえ「こうしろ、ああしろ」
と助言しても、そんなことは百も承知なのにできないのですから、
役に立たないどころか、言葉でかえって追い詰めてしまうかもしれません。
藤木正三  吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より

正論

2023年02月15日 | お気に入りの言葉
だれかと衝突して傷ついた友に、正論をふりかざして
「あなたにも非がある」と宣告しても、友の心はいっこうに癒されないでしょう。
かといって正論ですから反論もできずに、行き場をなくした感情が怒りと恨みになって膨れあがってしまうのです。
藤木正三  吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より


正論とは

2023年02月14日 | お気に入りの言葉
    正論とは、道理は通っているが人間には届いていないせっかちさです。
道理は通っていないが人間には届いているゆるやかさ、それを愛と言います。
道理が通っていないという理由でこれを斥けてはなりません。
人間の弱さに対する洞察において、正論は遠く愛に及ばないのです。
藤木正三  吉川直美編著 「ひと言でいいのです」より