・・・・また、悲しみやつらさが薄まっていくことに罪悪感を持つ方もいらっしゃるようですが、それはしかたがないことと思います。
もちろん忘れてはならないことや覚えておきたいことはたくさんあります。
でも、もしも、人間が生きている間の何もかもを覚え続けていたら、それは少しつらすぎるでしょう。
薄らいだり、忘れたりできるのは、神様のくださった能力かもしれないですよ。
言葉や行為で他の人を傷つけることはいけないように、大切な自分も傷つけてはならないのです。
どのような状況にあるときにも、自分を必要以上に責めないでいましょう。
自分を責めて傷つけるよりも、いつも足元を見失わないように心がけて、一日一日を丁寧に過ごすことが大切です。
皆さまはそのままでいいのです。
おひとりおひとりがかけがえのない神様の作品なのですから、他の誰でもない自分を責めるのはやめましょう。
自分を認めて、いつも大切にしてあげましょう。
ジャンヌ・ボッセ著 「しあわせは涙のあとに届くもの」より