トリノ・オリンピックが始まりました。感激屋のキノコさん、開会式を見てて2度泣きました。1度目は5つのデッカイ鉄の輪が水平状態から垂直に持ち上がり、五輪のマークになったところ。「ウッウッ…」ここでメソメソしだしたキノコさん、この直後光が縦横に走り5つの輪に色が付き始めたところでたまらず「え~ん」。あれは反則ですよ。何なんですか、あのもったいぶった演出は!2度目は聖火点灯の瞬間。なんですか、あのネズミ花火みたいなドミノ倒しみたいな劇的な演出は!「おえっおえっヒック」もう号泣ですよ。
私と同じところで泣いた人、もしいたら是非連絡ください。一生のアホ友達になれそうです。でもおそらくあまりいないでしょう。キノコさん、必要以上にバカみたいに『共同作業の成果』に感動するタチなんですよ。しかも自分の勝手な想像を加味して。上記の2シーン、ものすごい労力がかかってますよね。企画、設計、製作、演出、音楽、美術、衣装…さらには毎日のお弁当をスタッフに届けた仕出し屋さん(イタリアにも仕出し屋さんはいるのか?)、交通費を計算した事務のおネーさん、あの映像を最終的に決定した調整室のカメラ・スイッチャー…で、私のオツムの中にはそういた何千人もの裏方の人々の苦労とあの成功した瞬間の『やった!』という快哉が押し寄せてくるんですよ。乾杯…握手…抱擁…そして涙…。トリノに行って現場見たわけじゃないんですけどね。単なる想像、というか妄想に近いですよね。ただそういうシーンが3、4秒の間にブワーッと頭を駆け巡って気がついたらいつの間にか泣いている…と。おメデタイ人キノコさん。でも『共同作業』って本当にいいですよね。そしてオリンピックは素直に大好きです。