木のつぶやき

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books177「からたちの記」佐江衆一著(講談社文庫)

2010年06月23日 21時00分19秒 | books
からたちの記―女剣士道場日誌 (講談社文庫)
佐江 衆一
講談社

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久しぶりに佐江さんの本を読みました。
マイ・フェイバリット作家の佐江衆一さんです。
副題が「女剣士道場日誌」とあるように、里絵さんという女剣客が主人公のお話です。佐江さんの文章はホントに「清冽」な印象を受けます。
最初に佐江さんを知ったのは1985年1月31日の読売新聞 夕刊「文化」欄の『車内暴力を考える』という記事でした。
それ以来、そんな多作な方ではないので、たまに気がつくと著書を買い求めていますが、今回のお話は「剣の道を極める」というものでした。
そして、それが同時に「人生を極める」ことにつながっていながら、肩の力の抜けた「自然体」な感じでそこが佐江さんのとっても素敵なところです。
<裏表紙の解説>
東北の小藩、志津野藩の剣術指南役に嫁いだ女、里絵。江戸育ちの目に映る美しい山河の陰にも、御家騒動の芽はあった。世継ぎ争い、公儀の介入…。家中二派に分れた抗争の渦中に巻きこまれた夫と舅に仕えつつ、彼女は技を磨く。あたたかい心と確かな眼を得た女剣客の成長を描く清冽なロマン。


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