木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

新しい手話(裁判員制度関連)

2009年01月21日 00時53分09秒 | sign language
京都の手話研究所が裁判員制度関連の「新しい手話」を65個作ったという記事が京都新聞インターネットニュースに載りました。
京都新聞インターネットニュースより(最終更新:2009年1月19日15時19分)

裁判員 手話でも安心 右京の日本手話研究所、65語新たに確定

<写真;略>
<写真解説;2つ合わせて「検察官」、従来の形をより分かりやすいように変えた「検察官」の手話。(上)「調べる」の手の形を額に当て(下)親指を立てる「官」で表す>

 5月からスタートする裁判員制度を前に、日本手話研究所(京都市右京区)が、裁判でよく使われる法廷用語に対応した全国共通の65の標準手話を決定した。裁判員に選ばれた聴覚障害者やサポートする手話通訳者に安心して司法参加してもらうためで、全国で行われる手話の研修会などで周知、普及を目指す。

 ■法廷やりとりひと目で
 研究会内で全国の手話通訳者や言語学の専門家らがつくる「標準手話確定普及委員会」が、昨年8月から法廷用語の手話化を検討してきた。難解な法廷用語を平易な言葉で説明した日本弁護士連合会のプロジェクトチームの報告書から選んだ54単語と、それ以外にも法廷でよく使われる11語について審議し、同12月に新しい手話を確定させた。
 「論告」や「情状酌量」「殺意」などこれまで手話化されていなかった単語を創作したほか、すでにある手話でも別の言葉と混同したり、意味が伝わりにくいものは改変した。
 例えば「検察官」。従来は親指と人さし指で作った輪を額に当てる「警察」の手話の後に、「調べる」の手話を組み合わせて表現していたが、「取り調べ」と誤解されかねないとして、「調べる」の手の形を額に当て、親指を立てる「官」を加えて表すことにした。
 「逮捕」と「提出」の手話を合わせて示していた「起訴」は、それを誰が行うのか分かりにくいとして、「検察官」と片手で書類を出すしぐさを組み合わせた手話に変えた。
 同研究所の高田英一所長(71)は「短期間の審理が予定される裁判員裁判では、迅速かつ正確に言葉の意味を伝える必要があり、一目で意味が分かる手話を心掛けた。新しい手話で聴覚障害者の裁判に対する関心が高まってほしい」と話す。
 法廷用語の手話は、同研究所の「新しい手話の動画サイト」(http://www.newsigns.jp/date)で順次公開する。

とのこと。ちなみに今日時点で動画が掲載されている手話は以下のとおりのようです。毎週4個ずつ掲載だと16.25週かかることになる。約4ヶ月?
ちゃんと動画を見て覚えなきゃねぇ~。といっても地元のろう者と一緒に勉強しないと「意味わかんねぇ~」って言われかねない。

2009-01-20 掲載 ■刑事裁判に関わる法廷用語の手話
(8)弁護人(べんごにん)
(7)被告人(ひこくにん)
(6)被害者参加人(ひがいしゃさんかにん)
(5)公判期日(こうはんきじつ)
2009-01-13 掲載 ■刑事裁判に関わる法廷用語の手話
(4)裁判員(さいばんいん)
(3)裁判官・判事(さいばんかん・はんじ)
(2)検察官・検事(けんさつかん・けんじ)
(1)弁護士(べんごし)
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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Unknown (ちゃま)
2009-01-21 11:17:06
そ~なんですよね・・・
新しい手話は、手話通訳者だけが覚えても・・・
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