観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「闇の子供たち」リアルすぎて…

2009年01月05日 | 映画・ドラマ
 とにかく怖い。タイに住んだことのある自分にとって、これはフィクションだけではないってことが痛い程分かり、怖くて仕方なかった。実際にタイでは、このように売られて、人生を全う出来ない子供が多い。
 この子たちのことを思えば、いくら不況とは言え、取り敢えず、日本と言う平和な国で生きてることに感謝したい。
 おごれる政治家の方、そして明日をも悲観する無職もしくはホームレスの方に観ていいただきた。こんな悲しい真実があることを、知るべきだ。
 タイを知っているが上にコメントしようがない。

「天地人 (NHK大河ドラマ)」初回から感動

2009年01月05日 | 映画・ドラマ
 「篤姫」を上回る視聴率だったとか。それも納得。
 直江兼続= 樋口与六の幼少時代を演じた加藤清史郎の可愛こと。それに小さな子供とは思えぬ演技力。更には、妻夫木聡に繋げる要望。もう、これは加藤清史郎が稼ぎ出した視聴率。
 なにせ、続けざまに3回観たもの。文句無しに可愛い。そんで、涙がこぼれた演技力。この子の将来が楽しみだ。
 羽柴秀吉の笹野高史。若い頃も演じてて、かなりの演技力が試されただろうが、見事にサルだった。上杉輝虎=謙信の阿部寛もいい役者だ。
 そして、加藤清史郎のほかに景勝の幼少期の溝口琢矢、直江兼続= 樋口与六の弟の与七の馬渕誉。とにかく子役が可愛い。
 田中美佐子と高島礼子の美人女優の共演も見物。
 願わくば、今後、常盤貴子が出だして、空気が変わらないことを祈る。この役、仲間由紀恵か菅野美穂にやって欲しかったなーっ。


「必殺仕事人2009」待ってました!

2009年01月05日 | 映画・ドラマ
 待ってました。新シリーズ。とにかく、このシリーズは、梅安さんの仕掛人から大好きだ。一番好きな仕事人は念仏の鉄。見事だったねぇ。今年、新シリーズが始まる宣伝として、「仕掛人」で梅安さんも35年振りに見ることが出来て大満足。
 で、「必殺仕事人2009」。やはり、涼次(松岡昌宏)の殺し方が2007では地味だったようで、新たになった。源太(大倉忠義)もいまいちだったと見え、改革。
 結局、仕事人は、紐系と刺す系なのだ。秀と勇次、政と竜がそうであったように。
 そして、最近まで知らなかったのだが、大倉忠義が関ジャニだっだって。この子は仕事人顔じゃん。東山紀之は藤田まこととも上手く絡んで、元来、日本人顔だから、問題ないが、ジャニーズにこだわらず、谷原章介、山本耕一あたりでもありだったかもね…。
 水川あさみが盾できなくて、心配だったが、これにて終了、何より。
 野際陽子、中越典子、和久井映見はいい味だしてる。
 そして中村主水(藤田まこと)。年取ったなー。こんな年になってまで働いてないでしょ、江戸時代でも。それに、手術後ということもあって、声も痛々しい。主水が観れて嬉しい反面。映画「主水死す」で死んでる筈なんで、それでも良かったのでは?
 いずれにしろ、このクール一番の楽しみ番組となった。


「痛快!ビッグダディ・お正月8時間スペシャル」何とも…

2009年01月03日 | 映画・ドラマ
 すでに何回も放送されている大家族の実録の総まとめ。だったらしい。なにしろ初めて観たものだから。
 奄美大島に移住して、男で一つで、8人の子供を育ててるビッグダディ一家のノンフィクションなので、映画・ドラマの感想ををかっに書いてるこのブログには相応しくないのだが、あまりのことに書かずにはいられないのだ。
 前半、ビッグダディの子育てと、子供たちの素直さに感動して正月早々涙まで流して観てたって言うのに。なんたって、子供たちがみーんな素直で、いい子なんだよ。有りがちな、茶髪とか、ヤンキーかじりに染まらずに。それも父ビッグダディの育て方だと思ったね。あのお父さんの子供の叱り方、言葉は悪いが、要点のみをずばっと言ってる。ネチネチしておらず、悪いことのみを叱る。これ、子供を持つ親も、会社の上司も見習うべきだね。
 そして、最高の感動は、二男が修学旅行から帰って来て、ちゃんとお世話になってる近所にお土産を買って来たあたり。そして、それを大家さんに持って行った時の言葉遣い。今時の中学生でここまでしっかりとした挨拶や心配りが出来る子が、ほかに居るだろうか? 素晴らしい。
 が、後半になって、元女房ってのがよりを戻しにやって来たあたりから、ムカムカして来た。なんでもまだ7カ月の乳飲み子まで残して、離婚して7年らしい。そして、ほかの男性との子供3人を連れてやって来て…。
 正直、「どういう神経してるんだろう」と思ったのと同時に、あの顔つきが、女いやらしい。気持ち悪い。喋り方も、大人じゃない。なのに、子供たちは恨みの言葉一つ言わず、まるで、昨日まで一緒に暮らした母親に接するようにしててこれまた偉い。
 そして何より驚いたのは、最期まで復縁を拒絶してたビッグダディ(これには共鳴してた)なのに…。なんで子供が産まれるんだ? あんだけ拒絶しながら、やることはやってたんだと思ったら、もう、ガッカリだよ。
 あんたの女房さ、「また、みんなで暮らしたい」とか、「必要なら私も働くし」とか、文末までちゃんと喋れないし、言ってることもとんちんかん。
 仕事辞める時の、雇用側の人の指摘が、この人の全てを物語ってるよね。「相手は承知したのか」「そういうことは話し合って承諾をしてから行くべきだ」と正論だよ。それをあの嫁、「今度は大丈夫」と答えてた。「今度は」ってことは、これまでもあったんでしょ? こんなこと。
 まあ、他人様の家庭をとやかく言うのは失礼だし、大きなお世話だけど、あの嫁、また繰り返すと見たね。今度は連れ子3人も押し付けてさ。
 全体的に緩いんだよね、あの人。しかしまあ、可愛らしいから、男心はくすぐられるんでしょうね。
 あー。また腹が立って来た。なんで11人も子供産んでて、12人目なのに、ひと月も前から、鹿児島に行ってるの? 奄美って病院ないの? その間、三つ子は?
 なんかおかしい流れになってた。
 テレビ的には視聴率取れるだろうけど、人としておかしなことは指摘してあげれば? そんで、「我々は、あなたが戻ったり、旦那ともめてる所は数字取れて美味しいけど、あんた、人として恥ずかしくないの?」くらい言えよ!

「寧々~おんな太閤記」ちょっと!あのナレーションはなに?

2009年01月03日 | 映画・ドラマ
 テレビ東京恒例の新春時代劇。10時間もぶっ通しで、誰が観るんだ感なきにしもあらずなのだが、今年は仲間由紀恵主演ということで、楽しみにしてたら、最初から最期まで、森光子の、おかしなナレーション聞かされて、気分悪く、観る気ダウン。
 棒読み風といった指示かもしれないが、あれ、違うよ。森光子、血圧高いか、歯を抜いたか、そんなこんなでろれつが回ってないって感じだった。ほかの女優なら降板のところ、森先生が「やれます」とか言っちゃって、誰も止められなかったんじゃないの?
 とにかく、折角のドラマが台無し。もいいところ。聞くに耐えない声だった。ガッカリだよ。
 物語は、信長、秀吉、家康時代。秀吉を全て追うには、時間が足りない。全てのエピソードがサラリと流されてしまっていた。主役は、寧々(仲間由紀恵)だから、それでもいいのだが、やはり連ドラで観たかった。
 で、豊臣秀吉役の市川亀治郎ってのが、どうも…。「徳川葵三代」の時から、彼が出ると空気変わるから嫌だったんだけど、秀吉役は上手くはまった。香川秀之と被るけど。
 織田信長(村上弘明)、これは良し。しかし、前田利家(原田泰造)、これはどうかな? いっそのこと泰造に秀吉やらせてみれば良かったのに…無理だな。
 豊臣秀長(福士誠治)、明智光秀(西村和彦)、石田三成(中村俊介)、浅井長政(田中実)、もうこれは誰が誰でも…。おんな太閤記ってくらいだから、武将は脇役。それでいいのかもしんないけどね。
 そうそうたる出演者の中で、仲間由紀恵と張り合ったのが、淀の方(吹石一恵)。これまで観た、どの女優よりも、本物(残された絵)に近いような気がした。そして、情勢を弁えず、気ぐらいの高いバカ女として描かれ続けた、淀の哀れな心情をこの物語では描いている。
 秀吉の母・なか(十朱幸代)、は違ったね。百姓っぽさが出てないもの。松坂慶子さんとかで観たかった。


「椿三十郎」時代劇も平成にはこうなった

2009年01月01日 | 映画・ドラマ
 織田裕二が時代劇やるってんでかなり興味あり。若かりし頃の「激突・将軍家光の乱心」以来観たことなかったし、「激突・将軍家光の乱心」は、よく、織田がこの役引き受けたなってもんだった。
 話しは、とある藩で、上級役人の汚職・不正を暴くために立ち上がった若侍たちが、逆に、絶体絶命の危機に。
 偶然にも話しを聞いた浪人・椿三十郎(織田裕二)が、正義を貫こうとする若者たちと共に巨悪に挑む。
 椿三十朗の名前の由来を初めて知った。名前を聞かれ、庭に椿が咲いてたんで、椿。三十代だから三十郎なんだってさっ。
 そして、この若侍たち9人が使えねーったらありゃしない。けど、その情けない若侍のリーダー格、井坂伊織(松山ケンイチ)が良かった。いい味出してる。
 捕虜になった(?)木村(佐々木蔵之介)も、ドラマを盛り上げるのに一役買ってて、いい。
 敵役は、室戸半兵衛(豊川悦司)。竹林(風間杜夫)、菊井(西岡徳馬)、黒藤(小林稔侍)。睦田(藤田まこと)、その夫人(中村玉緒)。いい役者揃えたねぇ。
 織田裕二の台詞回しは、監督の指示か? 立回りも結構いけてる! けど、立回り時の顔がサル、そのまんま。
 良い作品でした。なんちゃって時代劇。