観るも八卦のバトルロイヤル

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「椿三十郎」時代劇も平成にはこうなった

2009年01月01日 | 映画・ドラマ
 織田裕二が時代劇やるってんでかなり興味あり。若かりし頃の「激突・将軍家光の乱心」以来観たことなかったし、「激突・将軍家光の乱心」は、よく、織田がこの役引き受けたなってもんだった。
 話しは、とある藩で、上級役人の汚職・不正を暴くために立ち上がった若侍たちが、逆に、絶体絶命の危機に。
 偶然にも話しを聞いた浪人・椿三十郎(織田裕二)が、正義を貫こうとする若者たちと共に巨悪に挑む。
 椿三十朗の名前の由来を初めて知った。名前を聞かれ、庭に椿が咲いてたんで、椿。三十代だから三十郎なんだってさっ。
 そして、この若侍たち9人が使えねーったらありゃしない。けど、その情けない若侍のリーダー格、井坂伊織(松山ケンイチ)が良かった。いい味出してる。
 捕虜になった(?)木村(佐々木蔵之介)も、ドラマを盛り上げるのに一役買ってて、いい。
 敵役は、室戸半兵衛(豊川悦司)。竹林(風間杜夫)、菊井(西岡徳馬)、黒藤(小林稔侍)。睦田(藤田まこと)、その夫人(中村玉緒)。いい役者揃えたねぇ。
 織田裕二の台詞回しは、監督の指示か? 立回りも結構いけてる! けど、立回り時の顔がサル、そのまんま。
 良い作品でした。なんちゃって時代劇。