観るも八卦のバトルロイヤル

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「新選組」始末記とでも申しましょうか、「竜馬の妻とその夫と愛人」

2006年12月12日 | 映画・ドラマ
 坂本竜馬が暗殺され、明治が始まり13年。
 新政府の役人・菅野覚兵衛(中井貴一)は、竜馬の十三回忌を催すべく、竜馬の妻・お竜(鈴木京香)を訪ねる。しかし、お竜は西村松兵衛(木梨憲武)と再婚し、おんぼろ長屋で貧乏生活を送っていた。
 さらにに竜馬そっくりの愛人・虎蔵(江口洋介)と駆け落ちまで考えて…。
 原作、脚本共に三谷幸喜。だからなんだ、江口の抜擢。三谷幸喜の中で竜馬=江口なのだろう。まあ、「新選組」の延長みたいで私としてはそれも良かったけれど。
 坂本竜馬という偉人の妻でなくても、普通に妻の不倫とそれを奪回しようとする情けない夫の話しとして楽しめた。
 要所要所ですっとこぶりを示す、中井貴一と木梨憲武のコンビも中々。
 最後の西村松兵衛のオチが利いていた。