観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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あの、アメリカ映画のパチもん色濃厚。「神偸次世代」

2006年12月29日 | 映画・ドラマ
 邦題が「スパイチーム」ってのがだせえよ。折角、香港のトップスターが、彼女との共演なもんで、できないアクションまで披露して頑張たのだから、もう少し捻ったタイトル考えてよ。
 ストーリは、世界を股にかける企業機密を盗む産業スパイチーム。どんな危険でも不可能な依頼であっても、それを可能に変えてしまう最強チーム。黎明、陳小春、李燦森と金髪づらの女に謎の美女・舒淇が絡むって(美女じゃないから)話し。
 映画そのものより、黎明と噂の恋人・舒淇が共演してるってので話題になって、黎明ファンがそりゃもう大騒ぎで身悶えした映画なのだ。日本のファンのように歯ぎしりだけじゃ済まないからね。特に黎明ファンってのは黎明とコマーシャルで共演している女優が美人じゃないからって降板させちゃうくらいの凄まじさ。
 そして、今回の任務は、マレーシアで開発されたばかりのガンの治療薬を盗み出すこと。
 犯人が分かってからの必要なの? 的な黎明のワイヤーアクション・シーンを魅せたかったんだろうけど、と言うか「ミッションインポッシブル」をやりたかったんだろうな監督ってのがありありと伝わってくる。
 お願いなので、黎明に「アクションとかダンスはさせないで」とムンクの叫び的心境の中、「わざわざマレーシアロケした意味ってあるの」と考えさせてくれた映画でもあった。別にランタオ島ロケでも誰も文句言わなかったと思うけど。
 個人的には陳小春のアクションは好き。ミニ陳小春こと李燦森、この頃から売れ出していたけど、本家・陳小春の前ではまだまだだったね。 
 ってことで、舒淇はもう「ごちそうさま」なのだ。

ストーリが掴めない「BADBOY特攻 」

2006年12月29日 | 映画・ドラマ
 頑張ってアメリカ映画を模してはみたものの、お金も時間も掛けない香港映画なものだから、やっつけ仕事の映画になっちゃったっていう典型的な映画。
 鄭伊健、古天楽の当時の売れ筋二枚目俳優を要し、舒淇という当時のトップ女優をヒロインに(1人3役)これでもかってほど画面に押し出してはいたが、この3人のファンのためのビジュアル映画。
 それにしてもこの前後5年くらいはどの映画で誰が主役だろうとヒロインは全て舒淇という辛い時代があった。香港の女優は旬のうちに使い切られてお仕舞いの典型例。
 正月映画なんて主演クラスの俳優が10人いれば10本の映画を撮るが相手役は全部舒淇。これでもかの舒淇。こちとりゃたまったもんじゃないって感じ。
 我が家のDVD、VCDコレクションは舒淇ファンかよってくらいに舒淇もので溢れているのだ。