かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
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悪乗り大騒ぎは楽しいですか?

2010-10-18 15:48:52 | 政治・社会
中国 反日デモ 保守派主導の可能性(産経新聞) - goo ニュース

また中国の一部地域で反日デモが起こり、ついに暴徒化しているという。 
日本での中国大使館へのデモに反発するかのようなタイミングだ。
表向きは、尖閣諸島は中国の領土であり、日本は出ていけ!ということのようだが、事情は複雑なようだ。
貧富の格差、就職難、官僚の汚職など
自国政府への不満が根底にあるからだ、とも報じられている。

そもそも尖閣諸島はどこの国の領土か?

尖閣諸島は、ある時期に日本人が定住したことがある以外、昔も今も無人島である。
ところが、1968年の日・韓・台の科学者を中心に行われた調査で、海底に石油資源が豊富に埋蔵されている可能性が指摘され、注目を集めるようになった。
中国政府が公式に尖閣諸島に対する領有権を主張したのは、その3年後の1971年が最初である。
そして、沖縄返還時に中国は、戦後米国が不法に占領した領土を日本に渡したと主張した。
しかし、この主張は正しくない。

 第二次世界大戦後、沖縄は米国によって軍事占領されたが、この際の沖縄県の範囲に尖閣諸島は含まれていた。
この決定は、同じ連合国の中国が、台湾などの中国領編入措置を終了して後のことである。つまり、先に中国が自国の領土の線引きをした後に、米国が占領範囲を決めたのである。
しかも、その米国の決定に関して、中国は何も抗議をしていない。
同じ連合国の一員として、状況を十分知っていたと思われる中国がである。
さらに、戦後、台湾や北京で発行された地図は、中国領の範囲から尖閣諸島を除外し、琉球群島の一部としている。
つまり、尖閣諸島が自国領であるという認識がないばかりか、積極的に日本領であることを認めているのである。
このように尖閣諸島に関して、中国は、1945年以降25年間全く領有権を主張しておらず、日本の支配に対し何の有効な抗議もしてこなかったのである。
それが、海底資源の埋蔵の可能性が取りざたされた途端に、資料も歴史も無視して、領有権を主張し始めたのである。

戦後25年間、尖閣諸島に対し平和的に、かつ継続的に国家権力を発現してきた日本に対しての、突然のいいがかりのように受け取れる。
なぜ歴史を勉強せずに、「あれもこれも自分たちのもの」 小国日本憎し に走るのだろう。
愛国教育に力を注ぎすぎると、事実・歴史を隠さざるを得なくなるのだろう・・なぁ・・・。
やれやれ だ。