かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(28:エジプト編-第一章)

2008-09-18 10:16:30 | 旅行
海外旅行経験の乏しい私が、なぜエジプトを旅行先に選んだのかは、よく覚えておりませんが、きっと数千年も前に建造されたというあのピラミッドが強烈な印象を与えていたのだろうと思います。
この旅行は、主催者側(JYH)のガイドさん(添乗員)二人を含めた、総勢34名という大人数のツアーでした。

平成元年12月27日夕方4時半頃、成田空港を出発しました。
この日地上は曇っていたのですが、上空に上がると、いつの間にかきれいな夕焼けがかなたに見えておりました。こういう時って、気持ちいいです。

ところが、離陸したのはいいのですが、30分ほどの間、何のアナウンスもなく、機内は暗いままで、読書灯しかつかないようです。私の座席はその読書灯さえつきません。少しいらだっていたのですが、6時過ぎから夕食が運ばれてきました。
でも、量・質ともに不満な食事でした。それになんと言ってもアルコールが出ないのが残念でした。宗教上の理由からでしょうか?
 酒多少愛飲的人間(≠のんべえ)にとって、海外旅行での機内の楽しみのひとつは、飲酒でしょう。これが3回目の海外旅行ということで、少し慣れてきて、思い上がっていたのでしょうか。機内でワインを頂こうなんて楽しみにしていた私は、一気にテンションが下がってしまいました。
 その上、旅行会社が確保した座席は全て禁煙席です(この当時はまだ国際線にも喫煙席がありました)。紫煙排出者の私にとってはしんどいものでした。せめて、事前に喫煙席・禁煙席の希望を取って欲しいものだと思ったけれど、旅行会社はそんな面倒なことはしないでしょう。一人一人の我が儘は聞いちゃおれんのでしょう。
 さらに不運にも、いつまでたっても客室乗務員がヘッドホーンを持ってきてくれません。
というわけで、この時のエジプト航空のサービスは、私にとって「△」でした。それでも、3時間半後に再び食事が運ばれてきました。機内のスクリーンでは、映画『BIG』を上映しておりました。

こうして、午後11時20分(タイ時間9時20分)、バンコク着陸です。飛行機を降り、トランジットのため、しばらくトランジット・ルームで待っておりました。すると、なにやら見覚えのある店が目に留まり、ひとりでにそちらに足が向いておりました。
前回、ネパールの行き帰りに立ち寄った店です。そこで、ビールを飲みました。これまた、見覚えのあるラベルの“SINGHA BEER”を注文しました。
 なんだか、少しほっとしてきました。

その後、夜中1時前(タイ時間)バンコクを出発して、カイロへと向かいました。すると、巡航に入ってまたもや食事です。夕食だか、夜食だか分かりません。
疲れている上にとても眠かったのですが、結構食べられました。その後は、夢の中です。

午前3時半(エジプト時間)、モーニングコールで起こされ、やがて朝食です。成田を出発してから何時間が経ったのだろうか? これで4回目の食事です。
年末の残業続きで、疲れも溜まっていたのですが、結構眠れたようで、疲れはかなり取れた感じがしました。
 
食事が片付けられ、少ししてからエジプト時間5時過ぎに無事カイロ空港に着陸しました。
団体のせいでしょうか、日本人だからでしょうか、入国審査はごく簡単に終わりました。

空港建物の外に出ると、まだ未明の空港周辺に、かすかにいくつかのシルエットが見えました。


空港の外の景色.初めて足を踏み入れたアフリカ大陸
外灯の間に、何かが見えます。
 ・・・な、なんだ!? 中央のあの尖っているものは?

  ≪つづく≫


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