かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

大相撲あれこれ

2007-11-26 11:02:29 | スポーツ
大相撲九州場所が終わった。個人的には盛り上がりに欠けた場所だった。豊真将が序盤から7連敗して、結局3勝12敗と大きく負け越してしまい、三役入りを視野に入れていたのに、来場所は大きく番付を下げてしまうだろう。彼の今場所の相撲は全然覇気が感じられず、一方的に攻め込まれあっさり負けるシーンが多かった。ひざを故障しているようだったが、残念だ。来年の奮起を期待していますよ! 
それにしても、千代大海のまさかの千秋楽休場で、取り組みが始まる前から白鵬の優勝が決まってしまった。とてもしらけた感じがした。しかも、昨日は琴光喜が気迫に満ちた相撲で、白鵬を破ったのだから、なおさら残念に思えた。千代大海は、前日14日目の白鵬との対戦で息詰まるような熱戦を繰り広げた末の敗戦だったので、千秋楽の同点決勝を期待していたのだが・・・。残念。今場所の千代大海は、久しぶりに引き締まった表情で、いい相撲が多かったように思う。でも、うちの奥さんは以前からこの千代大海が嫌いなのだ。ワンパターンの突っ張りだけで、他の技が見られないからだろうと思う。先日、家の近くのサロン“地蔵様”(8月21日のブログ参照)で世間話をしていた地区のおばさんの一人が、「わたしゃ、千代大海 よいよ好かなや。ただ、突っ張るばかしに、組み付かれたらよう勝たんがにのう」標準語訳:私は千代大海がとても嫌いです。突っ張るだけで、組まれると勝てない。 と言っていたので、奥さんと同じように感じているのだろう。ちなみにこのおばさんは、高見盛が好きなようだった。 
若武者栃煌山は、4場所連続の負け越し。壁にぶつかっているようだ。浪速の腕白坊主豪栄道は順調に勝ち越し、来場所以降も大いに楽しみだ。安美錦は終盤3連勝で勝ち越し、関脇キープ。琴将菊も良くがんばりました。そして、郷土力士のベテラン玉春日は、瀬戸際から終盤5連勝で勝ち越しを決めた。おめでとうございます。彼は「この年齢でよく持ちこたえられたと思う。魁皇関の頑張りが励みになった」と言っていた。玉春日、魁皇はともに35歳、相撲の世界では大ベテランだろう。ところが、数日前新聞に「最年長46歳力士 涙の引退」と出ていた。序二段・一ノ矢力士が今場所限りで引退をするそうだ。彼は、琉球大学出身で、少年時代から相撲が大好きで165cmの小さな体でこの世界に入ったとのことで、最高位は三段目6枚目だと。そして、「相撲の探求」をテーマに、しこの踏み方や体の使い方を研究してきたのだという。現役生活25年間。すごい人がいたものだ。一緒に酒を酌み交わしてみたいなあ、と勝手に思ったりしている。