かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

野口みずきは強い

2007-11-19 11:09:08 | スポーツ

昨日・今日と、ここ半島は冬の寒さになってきた。ところが、東京は暖かかったようで、そんな中行われた東京国際女子マラソンで、野口みずき選手が2:21:37の大会新記録でぶっちぎりで優勝した。怪我で2年2ヶ月のブランクがあったので心配していたが、そんな不安は関係なかった。前日の記者会見で、これは期待できそうだと思っていたが、予想以上の強さだった。野口選手は本当に強い!アテネの時より安定感が増したように感じた。  

36キロ過ぎに、並走していたケニアのコスゲイ選手を引き離し、最後の上り坂をものともせず、快調なペースを持続したまま力強い走りでどんどん引き離す。 ところで、マラソンのテレビ中継では、終盤の勝負どころで、CMに切り替わるケースが多いように感じる。そしてCMが終わり、中継が再開された時には、もう既に大きく離れ勝負がつきかけている、といったようなケースだ。その度に、「また、大事なシーンを映さなかった」と腹立たしく思い、興ざめるのは私だけだろうか。  昨日の中継でも、この36キロ過ぎの競った場面でCMになった。しかし、昨日はスポンサーの好意なのか、テレビ画面の上半分はマラソンの中継を流したままのCMだった。そうそう、なぜ今までこういう気の利かせ方をしてこなかったのだろうか。ニャロメ! 

それはさておき、野口選手は、競技場に入って最後のコーナーを回る時笑顔になった。勝ちを確信した瞬間なのだろう。そして、ゴール直前にサングラスを外して、笑顔でゴールテープを切った。  いい表情でしたねえ。おめでとうございます。 テレビで解説の増田明美さんが言っていたが、野口選手はあの「爆発だ!」の岡本太郎さんが好きなのだそうだ。なんだか、通じるところがあるような気がする。

それにしても、野口選手のマラソンの戦績はすごい。6戦5勝で、優勝できなかった2003年の世界選手権でも2位なのだ。これでおそらく北京五輪出場確定だろう。土佐選手とともに期待しております。残り1枠。アテネ五輪7位の坂本選手だろうか、世界選手権代表だった原選手だろうか? えっ?高橋選手? どうだろう。