リハビリ施設で寂しいな、慰みになれることできないかと思ってしまったある日の出来事。
朝のストレッチ体操を終えてリハビリ室の入り口に近いところのマシーン、チェストプレス(腕の曲げ伸ばし)に腰を掛けて最近持つことが出来るようになった右手もしっかり持ったままで腕を曲げ伸ばしを負荷4で100回繰り返していた。
主任に案内されて男性が入ってきた。 リハビリ室を一回りしながらここではどんなことをしているのか説明をしていた。 案内が終わったところで担当の介護士さんにバトンタッチ。
初めてなので案内している介護士さんも気を遣っているようです。 ちょうど男性陣が体操をしていたので「少し一緒に体操をしてみませんか?」 「・・・・いいよ。」 次には「簡単なマシーンに乗ってみませんか?」 「・・・」 「ホットパックで身体を温めるのも気持ちがいいですよ。」 「・・・」
何もしたがらない様子。 特に質問もしない。 介護士さんはさすがどうしようか困った様子でした。
彼がやっと声を出したのが「ここには沖縄出身の人は居ないの?」
「九州、熊本出身の方はいますが沖縄は従業員も利用者にも居ないようです。」 「・・・」
その先の会話は聞こえてこなかったのでどうなったかはわからないままでした。 しばらくして部屋を見回すと姿は見えなくなっていた。 一階に降りたのでしょう。
沖縄の言葉で沖縄のことを話せる相手がいてくれたらと、期待していたのかな。
遠く離れた故郷が思い出されると寂しさも募るのでしょうか。
簡単な昼食でした。台湾台北の夜市の煎餅、佐渡からの食べごろのおけさ柿、家庭菜園の小松菜と春菊のシザース風サラダ、
北京の友達から貰った北京ッ子が大好きな台湾杉林渓茶の烏龍茶。一寸贅沢かな。
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