水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

黒い箱の白い店

2009-06-09 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0980 Dscn0979_2新しくopenした森の奥の器のお店「nagi」に、やっと行って来た。
それは先月、前のお店のお向かいに「引っ越します」とは聞いていたものの、なかなか行けなくってジリジリとしていた。
Yちゃんとわくわくしながら森の中を進むと、黒い箱のような小ぢんまりした建物があらわれた。Dscn0976
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そしてドアを開けて中へ入ったら、そこは床も天井も壁も真っ白な空間だった。
モノトーンと木の色の茶だけのシンプルな部屋、なのに冷たい印象はなくってなんだか楽しい。
天井から吊り下がった裸電球を支えるベッドのスプリングとか、鉄の枠に掛けられた袋や洋服とか、店主のMちゃんのホンワカした人柄が現われた絵とか…。
窓の外の深い緑がなければ、こんな山奥にあるという事を忘れてしまうような白い空間。Dscn0978









夢見心地な瞳であたりを見回せば、そこだけビビッドな陶器の黄色いラッパが柱に掛かってた。


チェリー

2009-06-07 | おいしいもの

六月のこの頃に近所のスーパーに並ぶと必ず一度は買ってしまうアメリカンチェリー。他の家族はだれも好んで食べないのにワタシだけの贅沢。それは昔ヨーロッパを旅行した時の思い出がよみがえるから…。アテネの青空市場でチェリーを買い、紙袋にぎっしりと大盛りに詰めてもらった。そのままウイーンまでの長距離列車に乗り込み、車窓から見える旧ユーゴスラビアの荒涼とした風景を眺めながらモグモグと食べた。随分前の出来事なのにチェリーを食べるとまるで昨日の事のように思い出す。さて、この魔法の果物を一粒…。Dscn0974


白い花の小径

2009-06-05 | 日記・エッセイ・コラム

今日は雨ふり。傘をさして森の中を歩くとあちこちにエゴの花が散って、白い道ができていた。雨の匂いとまざってエゴの甘い香りもする。子供の頃読んだ「赤毛のアン」のように“白い花の小径”とでも名付けようか。この清楚な花を踏んで歩くなんて…少しうしろめたい贅沢な散歩。


baby baby!

2009-06-04 | 日記・エッセイ・コラム

Rちゃんが赤ちゃんを連れてやって来た。2月に誕生した待望のbaby、りんたろう君。フワフワの髪の毛、つぶらな瞳、小ちゃな手、なんて可愛いんだろ。少し抱っこさせてもらってジンワリと暖かい気持ちになった。…息子たちの赤ちゃんだった頃の感触がよみがえり、胸がキュンとする。いつまでたってもきっとキュンとするんだろうな、わたし。Dscn0898


素敵なカフェみつけた

2009-06-02 | おいしいもの

☆昨日で「帽子とカバン」も無事終わりました。ありがとうございました。

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Dscn0947 そして今日のお休Dscn0956 Dscn0950 みは少しリフDscn0958 Dscn0961 Dscn0955 レッシュしたいなぁと、友人のKさんに誘われて新しく始まる松本のカフェに行く。その名は「cafe matka(カフェ.マトカ)」フィンランドの言葉で「旅」という意味だそう。それはそれは、古い町家を改装した手作り感たっぷりのとても素敵なカフェであった。お店の扉を開けると、フレッシュな二人が「いらっしゃいませ」と爽やかに出迎えてくださった。この空間、この笑顔、そして裏窓から表通りに吹き抜ける心地のいい六月の風。懐かしい店内のしつらえもセンスよく並んでいて、気持ちがふっとゆるんでゆく。シアワセ気分で美味しいカレーと珈琲をいただいて、少し疲れていた身体がほころんだ。素敵なカフェを見つけて今日はなんていい日!