喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

棟上げへの思い

2010-11-16 | ブログ
 この家は、たくさんの人の思い出がつまっています。
改築の鉄筋コンクリートの部分は、亡くなった祖母がずっと使っていたところです。
もうしわけない気持ちもたくさんありましたが、
ずいぶんと手直しすることになりました。

 思い出のふすまや欄間・壁などをのけていくときには、
胸が苦しくなりました。
ただ鉄筋コンクリートの骨格はそのまま使うようにしました。

 また、増築部分の基礎には、大きな貯水タンクがありました。
畳6畳、深さが2m50㎝ほどあります。
これは、40年近くも前に、水の大切さを嫌というほどわかっていた父が、
作ったものです。
 その工事は、今のような重機もなくすべて手で掘られました。
私の父・母・祖母以外に、みつこおばちゃん・おハルおばちゃん・ハルコおばちゃん・フジ子ばあちゃん。
たくさんの人の協力でできあがりました。

 そんなタンクでしたから、残して何かに使えないかとかなり考えました。
そして出したこたえが、「地下室」。
タンクの外側を少し掘りこみ地下室コートにし、
光りや風が入るようにしました。

 そんな思いや歴史があり、
この家は新しい時代をむかえようとしています。

 そしてまちがいなくこの家に風を吹きこむのは、
私たち家族だと思っています。

                         岬人(はなんちゅう)
コメント (2)
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我が家の棟上げ

2010-11-16 | ブログ
 11月14日は、あれこれとありました。

 文化祭がされている同じ時間、
平礒に増改築されている我が家の「棟上げ」が行われていました。

「棟上げ」
つまり家の骨組みができること。

 私は、その場にいあわせることができませんでしたが、
次々とクレーンでつり上げられ、つなぎ合わされ、
組み立てられたとのこと。

 また、一番気にしていたのは、
無事・安全に終わることでしたが、事故もなく夕方に終了しました。
地元の濱本建設のみなさまには、お世話になりました。

 家というのは、関係する多くの方々の力をいただきながらできていくものだと
改めて感じました。

                    岬人
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四国最西端の文化祭

2010-11-16 | ブログ
 11月14日(日)四国最西端、三崎中学校の文化祭がありました。
その名も「橘岬祭(きっこうさい)」

 今年度テーマは、
「開花 ~ 一人一人のcolor ~」

 一人一人が、自分を表現し、
それが集まって、おもしろいものができあがります。
 
 これからの季節、鍋がおいしいですが、
さまざまな食材が、それぞれの味をだし、
また他を引き立て、よりいっそうおいしいものになるのと同じです。

 今年は、昨年よりもさらにいい文化祭だった気がします。
発表や展示では、「ふるさと」という視点が色濃くあり、
アピールする力がまとまっていました。

 写真は、子どもたちが制作した巨大アートです。
岬にピッタリ。

                  岬人
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