対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

対的弁証法

2005-02-27 | 学問
 「あれとこれと」は、「あれもこれも」と「あれかこれか」と対照して、わたしの弁証法の特徴を表現したものです。

 「量的弁証法」(あれもこれも)と「質的弁証法」(あれかこれか)と対照していえば、「対的弁証法」といえるのではないかと思います。(「対」は「つい」と読んでください。)

 わたしの弁証法は、二つの「論理的なもの」(「あれ」と「これ」)を選択し、二つの「論理的なもの」を統一しますが、二つの「論理的なもの」(「あれ」と「これ」)は対(ペア)と考えられるからです。

 量的弁証法はポリ(poly)・弁証法、質的弁証法はモノ(mono)・弁証法。これに対して、対的弁証法はディ(di)・弁証法といえるでしょう。

 弁証法の語源は、ディアロゴスです。ディアという接頭語は、もともと二つの間を意味しますから、量的(ポリ)では多すぎ、また、質的(モノ)では少ないのです。ちょうど対的(ディ)で、弁証法と数が一致するのです。




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