対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

群論と「うろ分かり」

2023-03-23 | ガロア
「頂」の最後ページに「うろ分かり」と記されていて、こんな言葉があるのかと思った。「うろ覚え」が不確実な記憶に対して、「うろ分かり」は不確実な理解を指す言葉である。大部分の人に「群論」と「うろ分かり」は一体化していると思われる。

「頂」は一応、最後まで読んだ。「うろ分かり」の個所はいくつもあるが、少しは明るくなった。もう一度戻って読もうという気もあるし、他の本も読んでみようという気にもなる。

例えば、『群論入門』(芳沢光雄)は以前あみだくじが導入に使われていて、読みづらく、読む気が起こらなかったが、いまはだいぶ読めるようになった。ただし、N=Anの説明で、設定と置換の計算でたどれないところがあり、まだ「うろ分かり」である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿