よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

外国人留学生/関西の話題・情報(4)

2011-01-17 08:20:57 | 関西の話題・情報

海外事業拡大当に伴い中小企業が外国留学の争奪戦

なんと「売り手市場」の傾向が強まっているとのこと。

外国人留学生は、当協会も鹿児島大学の理工学部とのお付き合いで、中国人やインドネシア出身の留学生との交流があるが、鹿児島ではそこまで、争奪戦との情報は聞いていない。

ところが、日本人学生とは対照的に、都市圏域では、外国人留学生の採用は「売り手市場」の傾向が強まっているとのこと。海外事業に活路を求める中堅中小企業などが、人材獲得に乗り出し、大企業と争奪戦を繰り広げているのがその理由らしい。

今月15日に大阪市で開催されたこの説明会は、留学生の就職支援を手がける「パソナグローバル」と大阪府などが共同で開催したもので、シャープやパナソニックなどの大手企業に加え、中堅の製造業や小売業など61社が出展し、留学生は中国を中心に約1、100人が集まったとのこと。

「合同企業説明会」に初出展した機械メーカーの人事担当者は、「求める条件にあった人材がいれば、すぐに採用したい。」と発言しているとおり、かなりの力の入れようだ。取引先が工場を海外に移したのを機に、新たな取引先を求めて中国でのビジネスを拡大させ、更にアジアでの事業拡大を視野に、今後外国人留学生の採用を強化する計画だという。 

日本企業の潮流が、新興国という存在を無視できない現状を示すいい事例ではないでしょうか。鹿児島でも折角の鹿児島大学等の留学生をなんとか企業経営に活用していけないものか、考える必要があるのではないだろうか。

かごしま企業家交流協会

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モバ美とは/どうなる日本経済(107)

2011-01-14 08:49:37 | どうなる日本経済

「モバ美」という言葉は聞いたことがありますか?

持ち運べるモバイル美容グッズのことです。

 モバ美と書いて、モバ美(モバビュー) と呼ぶのだそうです。要は、持ち歩きできる携帯型の美容家電のことです。 今テレビや雑誌で多く取り上げられ、女性を中心に注目を集めているものとか。

身だしなみに敏感な若い女性が、カバンに入れて持ち運ぶモバイル美容グッズとして、昨年は電動歯ブラシから携帯用ヘアアイロン、空気の除菌効果があるとされるイオン発生器まで、次々とヒット商品が生まれているようです。

例えば、パナソニックが昨年10月に発売したポケット吸入器「EW-KA30」は、このブームにあやかり、家電量販店では男性サラリーマンまでが買い求めており、男女兼用のモバ美商品となっているそうです。

 吸入器はネブライザーとも呼ばれ、喘息患者などに液体の薬を霧状にして気管に届ける医療用器具で、家庭用は薬の代わりに水を霧状にして、のどや鼻に送るものですが、パナソニックはこれを高さ約9cm、幅6cm弱とたばこの箱と同程度まで小型化した。乾電池で作動し、店頭価格は5000円前後。のどの乾燥や不快感を和らげることに用途を絞ったそうです。

 販売は出だしから好調で、「2011年3月までに8万台を超える勢い」(同社)と当初計画の4倍の売れ行きを見込んでおり、想定外の男性からも支持され、「出張中のホテルや飛行機など機密性の高い空間で、のどに不快感を覚えるサラリーマンが多かった」(同社)という。会議や商談前にのどを潤せば咳払いも減り、好感度が上がるとのこと。

今や、アイディア時代、ターべーとは女性といわれる時代ですね。それが意外にも男性にも広がる。これからの花粉症の時期には、更に需要が増えると予想されているそうです。

            

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価格競争時代/鹿児島の話題・情報(73)

2011-01-13 08:39:09 | 鹿児島の話題・情報

「早割で1万7千円」、新大阪ー鹿児島中央間の新幹線運賃

 

「特便割引で最低2万800円」、大阪(伊丹)空港ー鹿児島空港

 

3月12日の九州新幹線全線開業に向け、昨年末JR九州は、割引切符の料金を発表した。インターネットを利用すると割引率が高くなり、最も安いもので、鹿児島中央ー新大阪は片道1万7千円(普通車指定席)、割引率は17%で、博多間は8,500円(普通指定席)で、割引率16%だそうだ。

 

インターネット予約サービスは、乗車日当日まで予約・変更が可能な切符と、乗車日3日前までしか予約・変更できない「早特」に、分かれ、早特の方が、4~10ポイント割引率が高い。すべてクレジットカード決済だそうだ。又、山陽新幹線との直通列車でネット予約割引を受けるには、JR九州が発光する「JQカード」への入会が必要となるとのこと。

 

一方、対抗する航空業界も対抗運賃を発表している。

 

今話題の日本航空は、3月4日~26日搭乗分の一部座席を1日前まで予約できる「特便割引」の大阪(伊丹)空港ー鹿児島空港間の料金を最低2万800円に設定すると発表している。全日空も「特割」の最低値タイプとして同区間に同じ運賃を設定している。

 

今後、高速バス、高速フェリー、そして新幹線と航空機、それぞれが時間と、値段、サービスで競う時代に突入することになる。

 

利用者にとって、利用手段が増えることはいいことだと思うが、運営者の企業にとって大変な時代になると思われる。

 

                                                       

 

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新興国への攻め/どうなる日本経済(106)

2011-01-12 08:59:10 | どうなる日本経済

先進国市場から新興国への攻めの転換

新興国での勝ち残りの3つのカギ

先週、製造業の海外生産が2割に上昇しており、自動車以外でも競争力維持のために現地生産方式が始まっていると記したが。

今、日本の企業は先進国市場が停滞する中で、新興国への攻めの姿勢を強めている。ただ、現地メーカーも力をつけており、過去の攻め方が通用するものではなく、日本勢も攻めについては簡単ではないようだ。 

中国での10年の自動車販売が100万台を超し、日本のトップメーカーの日産自動車の志賀COOは、新興国で勝ち残るのは従来の手法に頼っても、簡単なものではないとた警鏡を鳴らしており、勝ち残っていくための条件は大きく3つあるそうだ。

まず1つ目は、商品の低コスト化だそうだ。

これまでは日本向けに開発した商品をベースにして、新興国向けに仕様を変え、昨日を絞り込む方法が取られていたようだが、そのような生半可では通用しない抜本的な方法での低価格化が求められているようだ。ちなみにホンダがタイで戦略車「プリオ」を生産するが約92万円以下での販売をめざしているそうだ。

2番目は、現地の顧客が何を求めているかを徹底研究すること。

日本中心の体制を見直し、新興国向けに商品を開発する動きが加速している。トヨタは11年春、中国に約200億円投資し、開発拠点を開設し、中国人の好みを研究して商品に反映させ、エンジンなど基幹技術も開発するそうだ。

そして3つ目は、新興国向けの商品開発をグローバルに効率化させること。

様々な国・地域で異なる消費者の要望に応えて、多数の商品を闇雲に開発することはコスト高になり、回収が困難になる。そのために、例えば、パナソニックでは、グローバルコンシューマーリサーチセンターという組織を創り、新興国などの拠点で集めた顧客ニーズやノウハウを共有化し、商品開発の効率化に役立てることにしている。

そして、新興国向けの商品を先進国に持ち込み販売拡大を図る方法だそうだ。

現に、米ゼネラル・エレクトリックは、中国やインドの開発拠点が中心になって現地市場に開発した安価な医療機器を、米国など先進国に持ち込んでヒットさせているとのこと。

今や産業の潮流を読んで、世界の市場にいかにチャレンジしていけるかのどうかが問われている時代ではないでしょうか。

 

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タブレット端末/どうなる日本経済(105)

2011-01-11 08:25:01 | どうなる日本経済

持ち運べる「タブレット型」情報携帯端末が人気を呼んでいる。

ラスベガスで開催の世界最大の家電見本市での新商品の発表

携帯端末の進化も凄いけど、製品開発の現場は、少しでも隙間があれば、次から次に新製品を開発してくる。

米アップルが昨年4月に発売した「iPad」は、パソコン並みの機能を持ち、携帯電話のように持ち運べる端末で、一気に人気を得たが、この人気に日本のパナソニックなど、世界のメーカーが新商品を開発し、販売に転じるようだ。

今月6日に米ラスベガスで開幕した世界家電見本市で、タブレット型の情報携帯端末が出展されているそうです。

かって世界第二位の携帯電話機のメーカーだった「モトローラ」は、事業再建に今春「XOOM」を発売する予定であり、パナソニックは、年内に米国や日本で、「ビエラ・タブレット」を発売するとのこと。端末で見ていた映画の続きを、即座にテレビに切り替えて視聴できるようにするなど、テレビとの連携を売りにしている。

他にも、韓国LG電子や台湾のパソコン大手の「アスース」や薄型テレビの新興ブランド米ビデオなどが新製品を発表する予定とか。

米調査会社のガートナーは、タブレット端末の世界全体の販売台数が09年の1,949万台から、12年には約8倍の1億5,415万台まで増えると予測している。

要は、価格の問題もあるが、10年の700ドルが、14年には半分以下になるとの予測もあり、ここ2,3年でパソコン市場に大きく食い込み、その市場を塗り替える可能性があるのではないだろうか。

            

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内創外産/どうなる日本経済(104)

2011-01-07 08:45:18 | どうなる日本経済

製造業の海外生産が2割に上昇

自動車以外でも競争力維持のために現地生産方式が始まる。

日本のモノづくりが、付加価値の高い製品を国内で創り、需要が伸びる新興国等で普及品を量産化する「内創外産」の傾向化に踏み出しているといわれる。

製造業全体に占める海外生産比率は、経産省のデータによると、1985年度の2.9%から2008年度には20%近くまで上昇しているそうです。

競争力維持のために、「地産地消」が始まったのは、1985年のプラザ合意を受け、円高が進んだために、自動車以外の業種でも現地生産方式が始まったとのこと。電気関係を中心に生産コストが割安な東南アジアや中国への工場移転が加速している。

ちなみに自動車では82年にホンダが日本メーカーとしては初めて米国で乗用車の生産を、84年にトヨタがGMとカリフォルニア州で合弁工場での生産を始めたのこと。

最近の傾向は、日本を含む先進国の消費が減速する中で、成長力のある新興国市場への進出が本格化している。

国際協力銀行の調査によると、国内製造業の海外生産比率は、13年度の中長期計画ベースで35.2パーセントまで拡大する見通しだそうだ、経産省の調査では、09年度の海外現地法人の売上げ高は、電気機械で16兆円、輸送機械が30兆円、10年前からすると大きく増えている。外国で作り・売り、外国で稼ぐ」方式が鮮明に鳴ってきている。

このような中で、国内の中小企業はどのような体制で、どうモノづくりに臨むのか、真価が問われる時代に来ているのではないでしょうか。

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カーメーカー九州を主力拠点化/九州の話題・情報(13)

2011-01-06 09:12:53 | その他

2011年は、九州新幹線全線開業の波及効果が期待され

自動車メーカーの国内主力拠点化で、九州のモノづくり力が試される年

今年の九州経済の話題は、何と言っても全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの波及効果がどうなるかだと思う。福岡はもちろんだが、鹿児島や熊本など、関西以西だけでなくアジアを含めた観光や消費の面での新たな起爆剤となるよう期待されている。 

今年の九州の最大のイベントとなる3月の全線開業で、関西との直通運転も始まり、鹿児島中央駅と新大阪間が最速時間45分で結ばれる効果は大きい。新装オープンするJR博多駅はもちろんのこと、沿線各地の消費の喚起が見込まれる。とりわけ、終着駅鹿児島の期待は大きい。

一方、製造業でも、国内自動車メーカー等が九州を国内主力拠点にするための動きがこのところ、加速している。

日産自動車が今秋には九州工場を分社化し、生産台数を順次拡大する計画であり、ダイハツ九州は、軽自動車の主力工場化し、トヨタへのOEM供給も始まる。キャノンは、大分市にトナーカートリッジの部品工場を6月に着工する。又、宮崎市では昭和シェルの子会社が太陽電池の量産を始めることになっている。

色々な動きが出てきている九州。円高や内需の減少で、海外への生産シフトも加速している中で、九州の製造業がどこまでアジア各国との競争に打ち勝てるかが注目されるし、ぜひ勝ち残るべき官民挙げた対応が必要な年になるのではないでしょうか。

  

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トップ年頭所感/どうなる日本経済(98)

2011-01-05 08:51:10 | どうなる日本経済

今年は、「攻めの経営に転じる。」主要経営者

キーワードは、「イノベーション」と、「人材育成」とのこと。

毎年、新年の経営者の年頭所感には、その年の行く末が見えて気にしている。今年は表題のように、ようやく攻めの経営に転じるとのこと。期待が持たれる。

ビジネスのグローバル化に対応するため、攻めの経営に転じ、イノベーション(技術革新)を促し、人材を育てる。主要企業の経営トップが4日までに発表した2011年の年頭所感では、世界での競争に勝ち抜き成長し続けるため、新興国など海外市場に打って出る体制づくりを急ぐ意気込みを語る内容が目立っている。景気の二番底懸念が後退したことが原因していると言われる。

・富士フイルムホールディングスの古森重隆社長・三井物産の飯島彰己社長、「グローバル市場で新たな成長を目指し、スピード感を持って事業に取り組む。
 
・日本郵船の工藤泰三社長は、「新興国での事業展開の飛躍を支える組織づくりもスピードを上げる必要がある。」
 
・東京電力の清水正孝社長は、「世界の動きや変化に関心を持ち、社外に様々なネットワークを広げてほしい。」
 
・オリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)は11年を「力強い成長軌道に回帰させる年」
 

・花王の尾崎元規社長は、「健康で活動的なシニア層をサポートする新たな高付加価値商品の開発が大きなテーマ」

・キヤノンの内田恒二社長は、「イノベーティブな製品を早期に市場投入する。」

・ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「200人の社員を一人前の経営者にするため徹底的に教育訓練する。」

・帝人の大八木成男社長は、「国籍、性別、年齢を問わず、活躍したい人が思い切り活躍できる会社を創る。」

 一方、景気の先行きに関して

・シャープの町田勝彦会長は、「新興国の内需は引き続き好調で、ここに先進国の回復が加わる。」 

・今年の経営者が、
 
国内市場での需要喚起や新興国市場の開拓に向け、魅力ある製品やサービスなどを生み出すイノベーションの重要性が増すと、考え、グローバルでの企業間競争に勝ち抜けるかどうかは、優れた人材を確保・育成できるかにかかっている。と考えているのが伺える。
 
いずれにしても、今の中小企業の景気の閉塞感を打ち破るには、トップ企業の攻めの経営には期待がかけたい。
 

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今年の仕事始め/鹿児島での活動(104)

2011-01-04 08:47:46 | 鹿児島での活動

おめでとうございます。新年の今日から仕事始めです。

今年は大雪で鹿児島は真白の世界で始まりました。

この真白の世界が、ぜひ今年は輝く色に変わって行くことを期待しています。

皆さん。明けましておめでとうございます。今年も昨年に引き続き、このブログ掲載を続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

私は毎年、家族で元日に梅ヶ淵観音様に初詣に行ってますが、今年は元旦は大雪、もっぱら自宅の前の通路の雪掻きに追われ、昨日、近くの鹿児島護国神社に行きました。同社は皆さん同じ事情か大勢の人出でにぎわってました。

さて、今年は兎年。卯年というのは、跳ねることが得意なうさぎのイメージどおり、まさに新しいことが始まる飛躍の年になるのではないかと前向きに期待しています。

3月には関西から鹿児島まで新幹線がフル操業し、全国緑化フエアも開かれます。日本経済も確実に好転し始める年になることを心から期待したいと思います。

当協会にとっても、今年は5年目の節目の年に入って行きます。少しでも飛躍の年になるよう頑張ってまいります。どうかよろしくお願いいたします。

    

             新春の桜島             鹿児島護国神社

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