よかど!鹿児島

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トップ年頭所感/どうなる日本経済(98)

2011-01-05 08:51:10 | どうなる日本経済

今年は、「攻めの経営に転じる。」主要経営者

キーワードは、「イノベーション」と、「人材育成」とのこと。

毎年、新年の経営者の年頭所感には、その年の行く末が見えて気にしている。今年は表題のように、ようやく攻めの経営に転じるとのこと。期待が持たれる。

ビジネスのグローバル化に対応するため、攻めの経営に転じ、イノベーション(技術革新)を促し、人材を育てる。主要企業の経営トップが4日までに発表した2011年の年頭所感では、世界での競争に勝ち抜き成長し続けるため、新興国など海外市場に打って出る体制づくりを急ぐ意気込みを語る内容が目立っている。景気の二番底懸念が後退したことが原因していると言われる。

・富士フイルムホールディングスの古森重隆社長・三井物産の飯島彰己社長、「グローバル市場で新たな成長を目指し、スピード感を持って事業に取り組む。
 
・日本郵船の工藤泰三社長は、「新興国での事業展開の飛躍を支える組織づくりもスピードを上げる必要がある。」
 
・東京電力の清水正孝社長は、「世界の動きや変化に関心を持ち、社外に様々なネットワークを広げてほしい。」
 
・オリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)は11年を「力強い成長軌道に回帰させる年」
 

・花王の尾崎元規社長は、「健康で活動的なシニア層をサポートする新たな高付加価値商品の開発が大きなテーマ」

・キヤノンの内田恒二社長は、「イノベーティブな製品を早期に市場投入する。」

・ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「200人の社員を一人前の経営者にするため徹底的に教育訓練する。」

・帝人の大八木成男社長は、「国籍、性別、年齢を問わず、活躍したい人が思い切り活躍できる会社を創る。」

 一方、景気の先行きに関して

・シャープの町田勝彦会長は、「新興国の内需は引き続き好調で、ここに先進国の回復が加わる。」 

・今年の経営者が、
 
国内市場での需要喚起や新興国市場の開拓に向け、魅力ある製品やサービスなどを生み出すイノベーションの重要性が増すと、考え、グローバルでの企業間競争に勝ち抜けるかどうかは、優れた人材を確保・育成できるかにかかっている。と考えているのが伺える。
 
いずれにしても、今の中小企業の景気の閉塞感を打ち破るには、トップ企業の攻めの経営には期待がかけたい。
 

かごしま企業家交流協会
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