よかど!鹿児島

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カーメーカー九州を主力拠点化/九州の話題・情報(13)

2011-01-06 09:12:53 | その他

2011年は、九州新幹線全線開業の波及効果が期待され

自動車メーカーの国内主力拠点化で、九州のモノづくり力が試される年

今年の九州経済の話題は、何と言っても全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの波及効果がどうなるかだと思う。福岡はもちろんだが、鹿児島や熊本など、関西以西だけでなくアジアを含めた観光や消費の面での新たな起爆剤となるよう期待されている。 

今年の九州の最大のイベントとなる3月の全線開業で、関西との直通運転も始まり、鹿児島中央駅と新大阪間が最速時間45分で結ばれる効果は大きい。新装オープンするJR博多駅はもちろんのこと、沿線各地の消費の喚起が見込まれる。とりわけ、終着駅鹿児島の期待は大きい。

一方、製造業でも、国内自動車メーカー等が九州を国内主力拠点にするための動きがこのところ、加速している。

日産自動車が今秋には九州工場を分社化し、生産台数を順次拡大する計画であり、ダイハツ九州は、軽自動車の主力工場化し、トヨタへのOEM供給も始まる。キャノンは、大分市にトナーカートリッジの部品工場を6月に着工する。又、宮崎市では昭和シェルの子会社が太陽電池の量産を始めることになっている。

色々な動きが出てきている九州。円高や内需の減少で、海外への生産シフトも加速している中で、九州の製造業がどこまでアジア各国との競争に打ち勝てるかが注目されるし、ぜひ勝ち残るべき官民挙げた対応が必要な年になるのではないでしょうか。

  

かごしま企業家交流協会
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