よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

企業誘致担当者の心構え①/鹿児島での活動(75)

2010-06-10 07:00:04 | 鹿児島での活動

心構えその①「セールスマン精神を持つ」

厳しい景況の中、全国自治体職員は、今でも「我が町に、市に」雇用の場を、そのために企業誘致に熱心に取り組んでいます。私も、3年前まではその中の1人でした。

企業誘致は、民間の方々がお得意の「セールスマン精神」が必要です。

企業誘致は、ズバリ、モノを売る。工業団地を売る仕事です。その意味では、待ちの姿勢では全く通用しない。こちらから出向き、働きかけなくては、企業は振り向いてくれません。

 このことは、民間と同じ「セールスマン」になりきらなくてはならない。セールスマン・シップを持たなくてはいけないということです。

 セールスマン精神とは何か。セールスマンHow To ものの本を読めば分かることですが、

・ 「商品を売ることに情熱を持ち、喜びを感ずること」

・ 「商品知識が豊かなこと」

・ 「購買者心理を掴んでいること」 「断られても挫けず、粘り強さがあること」

・ 「人に好かれ信頼される性格であること」 「人と会うのが大好きであること」

・ 「サービス精神に富んでいること」 「何事にもquick response できること」などなど

いろいろ言われる。要は公務員が、民間人になりきって、営業することです。

例えば、島根県の斐川町役場の福間 敏さんという方の話ですが、福間さんは斐川町に富士通、村田製作所、島根島津製作所など名だたる企業を誘致した立て役者だそうですが、

その秘訣とは、「情熱、粘り強さ、諦めない、サービス精神、長い付き合い、情報収集」だと答えられたそうです。

しかも、最初に狙いをつけた富士通の誘致に漕ぎ着けるまで10年かかったそうです。どうやらここに成功のヒントが隠されているのではないでしょうか。

かごしま企業家交流協会

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