よかど!鹿児島

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鹿児島初人工衛星/鹿児島の話題・情報(49)

2010-06-03 09:31:26 | 鹿児島の話題・情報

所在不明中の鹿児島の小型人工衛星との交信に成功

先月21日種子島宇宙センターから打ち上げられ所在不明だった鹿児島人工衛星(KAST)との交信が6月1日午後10時半過ぎ成功した。

当協会発行の広報誌で、昨年、この人工衛星の開発責任者の西尾正則鹿児島大学教授を取材し、紹介させて戴いた人工衛星だったので、心配していましたが、同大学の地上局からの交信に成功したとの報道に安心しました。

KSATは、10センチ四方の立方体で重さ約1・4キロ。地球を周回しながら電波を送信し、受信までの時間から大気中の水蒸気分布を調べ、集中豪雨予測の研究に役立てる。太陽電池の発電量などをチェックした後、約2カ月にわたり観測を行う予定になっているそうだ。

それにしても、これまでも打ち上げまで困難を乗り越えてきた開発陣は、トラブルを冷静に受け止め、「衛星は動いているはず。応答して電波を送ってほしい」と自分たちの技術を信じて、又、鹿児島の威信を賭けて不明の先月22日から不眠不休で追跡作業を続けられた西尾教授らの熱い思い、熱意は打ち上げ成功と同じようにすばらしい。

県内に2つの人工衛星打ち上げ基地を持つ鹿児島県として、多くの県民が拍手と敬意を表していることと思う。

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/