慶大の金子勝教授が鹿児島での講演で唱えている。
まず、「農業とエネルギー」だと。
慶大の金子勝教授が、今月14日の南日本政経懇話会での講演会で唱えている。日本経済の立て直しをオバマ大統領に期待するだけでなく、まず「農業とエネルギ ーへの取り組みが必要だ」と、次のように述べている。
・日本は貿易収支が赤字になっており、やがて食料やエネルギーは買えなくなる。
低い自給率と外国依存を克服する、産業戦略の立て直しが必要だ。
・農業が競争力をつけるには、、規模拡大だけでなくて、「流通、加工を含めた
6次産業化という地域の視点が欠かせない。
・工場が進出してこないのであれば、自分たちで加工場を造れ。農業の盛んな
鹿児島は、原点から立て直すのにふさわしい。黒牛の糞をたい肥にし、メタン
で発電するのも地域の中小企業の役割だと強く訴えている。
最近は金子教授が主張している
農業(一次)に、流通(二次)、加工(三次)を加えて、六次産業にすべきという話
や、農商工連携という話がよく聞かれるようになった。
鹿児島の農業も、今からはJA依存型から「この6次産業化」を目指したいわゆる
「農業の企業化」方式を真剣に考え、実行に移していく時期を迎えているのではな いかと強く感じている。
かごしま企業家交流協会
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