九州でも太陽電池メーカの設備増強が進んでいる。
シリコンアイランドからソーラーアイランドになるのか?
日本政策投資銀行九州支店がまとめた九州の太陽電池産業の現状と生産計画によると、昭和シェル石油をはじめ各社が計画通り大幅増産を進めれば、2012年度の年産能力は現在の10倍に拡大し全世界の1割のシェアを占めることになるとの予測を発表している。
現在の九州の主な太陽電池工場の現状と計画は、次のようになっている。
昭和シェルソーラー宮崎プラント 現在20MW/年 →11年度までに新工場
建設等で 1080MW/年に
ホンダソルテック(熊本) 09年度中に27.5MW/年に
富士電気システムズ熊本工場 現在12MW/年 →12年度までに2工場
増設 150MW/年に
三菱重工業諫早工場 現在68MW/年 →第二工場を09年度中
に稼働118MW/年に
報道によると関連産業も九州で太陽電気発電の関連事業への参入や事業拡大を行った企業は7社あり、半導体関連技術を生かした事業展開も今後に期待される。 鹿児島県も太陽電池産業の誘致に力を入れており、私も大阪勤務時代にある大手企業への誘致活動を行った経験がある。
九州は、日照時間も長く戸建て住宅が多いことから、普及率も高いようであり、政策銀行も「九州への産業集積の可能性が高い」と予測しているように、今後に多いに期待がされる産業と言える。
かごしま企業家交流協会
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