怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「Мポートレート 加山雄三・黒柳徹子」

2014-06-22 09:29:33 | Weblog
土曜日の午後に何気なくというか、たまたま教育テレビでこの番組をやっていたので見てみました。
加山雄三は77歳、黒柳徹子は80歳。どちらもとても歳に見えずに若々しいのですが、白髪も染めず化粧を落としたすっぴんで近くで見たらどうなんでしょう。
それにしても加山雄三は若大将の頃は本当にかっこよかったですね。
ところが中年に差し掛かろうとしたところで人生暗転。
ホテル経営に失敗して(当時で)20億円以上の負債を背負いすべてをなくしてしまう。債権者にこづかれ土下座したことも何度かあるとか。
そのころは若大将で興行を打つこともできず、キャバレー・ナイトクラブ回りをしていたとか。その時の1曲が北島三郎の「兄弟仁義」。北島三郎でなくて加山雄三が歌う歌声が流れたのですが、キャバレーではそもそもほとんどだれも歌を聞いてくれない。幸せだな~と言っても全く受けない。仕方なくというか演歌を歌うと多少は聞いてもらえるとか。当時の写真ではもみあげも伸ばして尾崎紀世彦風。若大将の面影はありません。自分の曲の作詞作曲もしていたのでそこまで追い込まれるようなこともなかったかもと思うのですがブームが過ぎたアイドルはドサ回りするしかないのか悲惨なものですね。今だとカラオケもあるので印税も入るし、もう少しエンターティメントの世界の奥行きもできているのでもう少し何とかなると思うのですが、今も一緒ですかね。
そうなると周りの取り巻きは誰もいなくなり、残ったのは学生時代の友人と海の仲間だけ。べたな表現ですが最後は金勘定抜きの友だけですね。
そんな加山雄三復活の転機は若大将シリーズの映画の再上演とNHKの「ビックショー」への出演。ここから借金も返し終えて全国ツアーも行いテレビにも再登場するようになったのですが、今の彼からはそんな苦労したことはみじんも感じません。
もう一人のゲストの黒柳徹子が選んだ「ザ・ベストテン」時代の1曲は近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」、思わず「へ~」となってしまいました。その後に坂本九の「上を向いてあるこう」も選んでいたのですが、これは海外でいろいろな活動した時にいろいろな国でお礼に日本の曲をと言うと演奏されたのはこの曲だったとか。これも「へ~」ですね。
ところで二人が選んだ最後の1曲は打ち合わせではなく同じシナトラの「マイウエィ」。加山雄三はなるほどですが、黒柳徹子もこの曲とはこれも「へ~」。
それにしてもこの時間帯の教育テレビでの放送でしたが、結構見ごたえがあるいい番組でした。何かの再放送?まったく宣伝なしではもったいない番組でした。

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