怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

友情は永遠だったはずなのに

2019-04-02 21:03:35 | Weblog
トランプ大統領のあの独特の髪型は、娘のイヴァンカによるとスカルプ・リダクション手術を受けたあとのつるつるの頭頂部を取り巻いているフワフワとした毛を、中央でまとめるように梳かし上げ、さらに後ろになでつけて、ハードスプレーで固定しているそうです。因みにヘヤカラーは「ジャスト・フォ・メン(男性専用)」という商品とか(「炎と怒り」p139) 大統領と言えどもそれなりに苦労しているのです。誰かにやらせるわけにもいかないので多分一人で洗面所に籠ってやっているかと思うと笑ってしまいますけど。 ところで私は髪の毛に関しては若いうちから色こそ白くなってしまいましたが、量としては何ら不満なく、「髪」という字が「髪は長い友達」と書くように私たちの友情は永遠だと思っていました。
しかし、しかし、しかし友情にも経年劣化というのは免れないものです。 近年、髪の毛のどうもボリューム感というか張りというのかが徐々に、そして、最近はとみになくなってきたか感が顕著になってきました。若かりし頃は「寝ぐせ」で朝起きると大変だったのですが、最近はそんな言葉は死語となっています。
この秋ごろからは掃除するかみさんから抜け毛が多いとの指摘も。私の髪の毛は白髪なのですぐに誰の髪の毛かとわかるのです。 お風呂で洗髪すると濡れた髪の間から地肌が見えてくるようになってきました。まったく見たくない現実で、髪の毛を拭いたらドライヤーですぐに乾かしてボリューム感を出して地肌が見えないようにしないと。 そう思うと父も60歳過ぎにはそれなりに禿げていたし、もはや友情も風前の灯火? 敵わぬ抵抗と思いつつ友情を少しでも長く維持するために最近はくすり売り場の育毛剤のところで立ち止まることも。ミノキシジルが何パーセントなどかとチェックしてしまいます。リアップなどのミノキシジルを含むものは第一類医薬品。

ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発されたものなので、注意書きを見ると使用に際しては65歳以上の人は相談してくださいとか。売り場には空箱しか置いてなくて、買う人はその空箱をもっていって薬剤師と相談しないといけないみたいです。
それにしても結構高いんですよね。病気という訳でもないのですけど、これ医療費控除の対象でいいんでしょうか?
植毛とかカツラには興味がわいてこないし、生来の無精なのでトランプ大統領のようにはするつもりは全くないのですが、少しは抵抗したい今日この頃です。学生時代のように長い髪にすれば多少は隠れるかもしれませんが、長い髪の隙間から何かの拍子に地肌が大きく見えるのは「いと悲し」
髪との友情は永遠だと思っていたのに‥‥
ジョバンニ「僕たち、もう永遠に会えないの」
カンパネイラ「会えるさ、永遠が終わったら」(戯曲「銀河鉄道の夜」より)
いつか私の遺影が必要になった時には、友情の証に禿げる前のものを使っていただきたいものです。
コメント
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