世界にはその存在は知られているけれども、一般人どころか政府高官さえ立ち入ることができない場所がある。さらには、未確認情報としてその存在が話題になるのだが確かめることができない場所もある。
この本は世界中のそんな非公開地域を99か所ピックアップしたもの。
当然ながらアメリカ合衆国の軍事関連施設が多いのですが、イギリスもそこそこ取り上げられている。著者(英国人のダニエル・スミス)とナショナルジオグラフィックという出版社の偏りは避けられないところなのでしょうが、英米が非公開と言いつつ比較的情報公開が進んでいて写真も出せることがあるのでしょう。
具体的にどんなところがるかというと、アメリカではペンタゴンを始めとした軍関係基地等にCIA本部、ホワイトハウス大統領執務室、ニューヨーク連銀保管庫から各種保管庫まで。因みにフォートノックス金塊貯蔵庫では本当に金塊があるのかと説が流布して1974年に選ばれた報道関係者に内部公開したのだがこれは1943年以来初めてのことで、1943年に立ち入った一般人は当時のルーズベルト大統領だったとか。
英国ではMI5本部に地下トンネルに地下司令部、バッキンガム宮殿女王の寝室(ここは侵入した人あり)、イングランド銀行保管庫にロンドン塔ジュエルハウス(王室儀式用の宝石類を保管)などなどです。
ヨーロッパの他の国はぐっと減って、有名なところではバチカンの機密文書館とかスイスとフランスの国境にある大型ハドロン衝突型加速器(いずれもダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」に出てきました)、ヒットラーの地下壕などでしょうか。
中東ではガザの密輸トンネル、モサド本部(所在地も明らかでありません)、ネゲブ核研究センター(イスラエルの核施設で存在さえも認めていない)、シリアの砂漠の核施設とかちょっとおどろおどろしいですね。とても見に行きたいところではありません。
アジアになればやはり秘密が多そうなのは中国と北朝鮮。中国では酒泉衛星発射センターとか秦の始皇帝陵(一部は観光地化しているみたいですが、実は陵の中心は盗掘されていなくて現在は研究目的の立ち入りも許されていなくて厳重に管理されているとか)、海南島海軍基地。ゴビ砂漠の不明建造物というのも衛星写真はあるのですが実体は全く不明。サイバー部隊というのもあるのですが、中国の中南海の深部は大統領執務室よりも近寄りがたいのでは?
北朝鮮ではやっぱり寧辺原子力センターが一番か。朝鮮労働党39号室というのも恐ろし気ですね。38度線の軍事境界線だと近づくだけで命がけ。観光なら板門店でということ。
日本はあるかというとありました。意外なことにというかこれが「伊勢神宮」。すぐ近くまでは観光客でいっぱいなのですが、確かに本殿はいけません。でもここが日本の唯一というとどうかな?今ならば福島第一原発の1号炉2号炉3号炉の格納容器には防護服をつけても行けません。自衛隊の中枢にも行けないところはありそうですがよく分かりません。
ここに紹介した以外にもいかにもというところが全部で99か所出てきます。写真も全くないものもあって世界にはまだまだ知らないところがたくさんあります。
1項目写真を入れて2~3ページなので楽しく気軽に読むことができます。欲を言えばもう少し活字を大きくしてほしいのですがね。
この本は世界中のそんな非公開地域を99か所ピックアップしたもの。
当然ながらアメリカ合衆国の軍事関連施設が多いのですが、イギリスもそこそこ取り上げられている。著者(英国人のダニエル・スミス)とナショナルジオグラフィックという出版社の偏りは避けられないところなのでしょうが、英米が非公開と言いつつ比較的情報公開が進んでいて写真も出せることがあるのでしょう。
具体的にどんなところがるかというと、アメリカではペンタゴンを始めとした軍関係基地等にCIA本部、ホワイトハウス大統領執務室、ニューヨーク連銀保管庫から各種保管庫まで。因みにフォートノックス金塊貯蔵庫では本当に金塊があるのかと説が流布して1974年に選ばれた報道関係者に内部公開したのだがこれは1943年以来初めてのことで、1943年に立ち入った一般人は当時のルーズベルト大統領だったとか。
英国ではMI5本部に地下トンネルに地下司令部、バッキンガム宮殿女王の寝室(ここは侵入した人あり)、イングランド銀行保管庫にロンドン塔ジュエルハウス(王室儀式用の宝石類を保管)などなどです。
ヨーロッパの他の国はぐっと減って、有名なところではバチカンの機密文書館とかスイスとフランスの国境にある大型ハドロン衝突型加速器(いずれもダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」に出てきました)、ヒットラーの地下壕などでしょうか。
中東ではガザの密輸トンネル、モサド本部(所在地も明らかでありません)、ネゲブ核研究センター(イスラエルの核施設で存在さえも認めていない)、シリアの砂漠の核施設とかちょっとおどろおどろしいですね。とても見に行きたいところではありません。
アジアになればやはり秘密が多そうなのは中国と北朝鮮。中国では酒泉衛星発射センターとか秦の始皇帝陵(一部は観光地化しているみたいですが、実は陵の中心は盗掘されていなくて現在は研究目的の立ち入りも許されていなくて厳重に管理されているとか)、海南島海軍基地。ゴビ砂漠の不明建造物というのも衛星写真はあるのですが実体は全く不明。サイバー部隊というのもあるのですが、中国の中南海の深部は大統領執務室よりも近寄りがたいのでは?
北朝鮮ではやっぱり寧辺原子力センターが一番か。朝鮮労働党39号室というのも恐ろし気ですね。38度線の軍事境界線だと近づくだけで命がけ。観光なら板門店でということ。
日本はあるかというとありました。意外なことにというかこれが「伊勢神宮」。すぐ近くまでは観光客でいっぱいなのですが、確かに本殿はいけません。でもここが日本の唯一というとどうかな?今ならば福島第一原発の1号炉2号炉3号炉の格納容器には防護服をつけても行けません。自衛隊の中枢にも行けないところはありそうですがよく分かりません。
ここに紹介した以外にもいかにもというところが全部で99か所出てきます。写真も全くないものもあって世界にはまだまだ知らないところがたくさんあります。
1項目写真を入れて2~3ページなので楽しく気軽に読むことができます。欲を言えばもう少し活字を大きくしてほしいのですがね。